豌豆が実ならず
生命の自然

　今朝の散歩のときに、町内の貸農園で作業してしているMさんに
「綺麗な豌豆の花が咲きましたね」と挨拶したら、
「種を蒔く時期が早すぎて、チョウチョ🦋が来てくれず、豆が出来なかった」
と枯れてしまった豌豆の枝を見せてくれた。

Fig.01.貸農園
　　貸農園は30区画以上あり、昔は満杯だったが、高齢化により返却され、雑草が茂っている。

確かに綺麗な花が咲き乱れていたのだが、様子がおかしい。

Fig.02.青葉と花の豌豆
　　　蔓や青葉や花は立派に育っているが、豆の鞘があまり見られない。

Fig.03.枯れた豌豆
　　古い株は枯れ始まっているな。

しかし立派な豆の鞘が育っている。一つだけサンプルに貰った。触るとカスカスだ。

Fig.04.豆の鞘
　幅2センチ、長さ10センチ余りの大きな鞘だ。これを割ってみると、

Fig.0５．鞘の中１＆２

　外観は出来ていても中身がないのだなー。豆になるべき痕跡はある。

豌豆やソラマメなどのマメ科は風による揺れでも受粉して豆は出来る。
時期が少し早すぎたのではないかと思ったが、

「チョウチョ🦋が来なかったので、エンドウが実らなかった」と云う説明は
気にいったので、書き残した。

「花は咲けども豌豆の　実の一つなきぞ悲しき」　と歌ってみたが、

元歌の
「七重八重　花は咲けども　ヤマブキの　ミノひとつなきぞ　悲しき」

　とは全く違う意味だけどね。

自然界の生命の寄与：交換の様なものを感じた。