前立腺肥大か癌か-2
排便・排尿は神技だ
健康管理

昨日のブログで、腫瘍マーカーとしてのPSAのことを書いた。しかし、
泌尿器科のDr.を訪ねての僕の第一声は、次の内容だった。

「尿意があってトイレに入ると、尿は出ず排便になる。これは大腸ガン手術で

お腹の神経が切られているから、それぞれの神経回路を取り違えて、

大脳へ伝わっているのですか？」
Dr.は「そうだ」と、その後２，３言葉を追加された。

僕はネットで調べていたことを喋ったが、----ここまで書いてＰＣのカーソル(マウスポインタ)が壊れた。色々調べたが解決しない。2時間も浪費して諦めていた。これは別途に報告するね。2時間後、ＰＣのカーソルが回復したので再開する-----。ゴメンナサイ

　僕の間違い：
★排便・排尿のメカは神技だ

　大腸と泌尿器の関係性は単に近くにあるだけでなく、肛門括約筋を支配する神経と、
尿道括約筋を支配する神経とは切っても切れない関係があることがネットに

報告されている。
　　　　　　　(江口正信：公立福祉病院　診療部部長。　他多数の解説データーあり)
しかも、排便、排尿を調節する機能は、いずれも交感神経ならびに副交感神経の

刺激によって支配されている。

外肛門括約筋および外尿道括約筋は、ともに仙髄(第2、第3、第4仙骨)から出る陰部神経の支配を受け、外肛門括約筋の緊張、弛緩を随意的に調節することができ、外尿道括約筋の髄意的収縮も行うことができる。

Fig.01　
　　　　　排便中枢Ｓ３，Ｓ４，Ｓ５は脊髄を通る

卑近的に言えば、排便の為に外肛門括約筋の弛緩が起きると、

同時に外尿道括約筋の収縮も起き排尿もできるのだ。

もっと凄いことは、【脊髄内の中枢が何らかの原因で損傷を受けると、

麻酔性糞便失禁が起こるが、数日後には、腸壁内の壁在神経の働きで

排便反射が可能になり、排便できる。】
【排尿についても、尿閉、麻酔性尿失禁などが起こるが、反射が可能になり

永久性の失禁にはならない。】

Fig.02　

人体の排泄行為は大切だから、自動的に修復できる様に神様が創ってあるのだなー。

Fig.03　
　　　第2、第3、第4仙骨神経は右上部に示され、

　　　第3、第4は排便、排尿で共通だ。

だから、最初にDr.に話した内容、
「神経が切られて、神経回路を取り違えて、大脳へ伝わっているのですか？」

の質問は早とちりだった。

こんな凄い人体は、

ボロになっても大事に扱わないといけないなー