2040年の未来予測(5)　　最終回
社会・世界情勢
＃0４　４章　天災は必ず起こる

　45◆このまま温暖化が進むと、飢餓に満ちた世界が必ずくる　　　　　　　　238　ページ

　　環境破壊の中心は温暖化。何もしなければ2100年までに４℃の気温上昇が

予想される。　気温が上昇すると海水温も上昇し、サンゴ礁が白化・破壊する。

　　サンゴ礁には海洋生物種の３割以上が生存しており、数億人の人々の食糧事情が

　　深刻になる。
　　　北極海の氷が解け海水面が上昇、沿岸部が水没する。更に陸地の植生が変化し

　　農作物が育たなくなる可能性がある。世界の人口は増えるのに！！

　
　46◆まず自分のいる場所がどんな水域か知っておくべき　　　　　　　　　　241　

　　　温暖化による台風の大型化による大水害は今後も繰り返し起こる。

　　東京の様に人口密度の高い所は莫大な予算で、地下神殿と呼ばれる様な

　　世界最大級の地下放水路で守られる。

　　しかし地方都市では大河川が決壊すると、何万、何十万人の被害は確実だ。
　　　各自治体の防災マップで、貴方の居住地、勤務地の危険性を確認されたし。　　

　47◆天災に関しては、自分できちんと判断するしかない　　　　　　　　　　　244

　　　　危険な場所に経済的な理由で、高齢者福祉施設が建っている。一般住宅も多い。
　　　30年間も無事に住んだと考えず、新しい目で判断して欲しい。
　
　48◆自治体のハザードマップを必ず見る　　　　　　　　　　　　　　　　　　　248

　　　　美しくカラーで印刷されたマップが必ず配布されている筈だ。

　　　行方不明にならない様に分厚いファイルに入れて保管し、時々退屈まぎれに

　　　眺めるなども宜しかろう。

　49◆南海トラフ地震の際は、
　　　　日本中で地震が連動して起こる可能性が高い　　　　　　　　　　　　　　252

　　　　地震が発生する30年以内の確率が発表されている。
　　マグニチュード（M）：９級＝70～80%。　死者・行方不明者＝23万１００0人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　全壊・全焼する建物＝２０９万４０００棟　とされている。　　　　　

　50◆富士山が噴火すると日本中の機能がストップする　　　　　　　　　　　　257
　　　　
　　　　地震王国の日本列島に先祖が住み着き、火山のない安全な国(島)へ逃げて行かな
　　　かった理由は分らない。逃げ先は国外は無理で、国内では意味がないそうだ。

　５１◆温暖化によって戦争が起こる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　260

　　　　　この理由は既にふれた食料問題だからだ。

　　　どの国の指導者も自分の国、自分の民族を助けるのが普通で、

　　　今でも日本は法律で、難民を受け入れようとしない。ヨーロッパも大同小異だ。

　52◆「水」が最も希少な資源になる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　262
　　　次の言葉を引用して終わる。
　　　　1995年、世界銀行環境担当副総裁イスマイル・セラゲルディン氏が　　
　　　「20世紀の戦争が石油をめぐって戦われたとすれば、21世紀の戦争は水をめぐって
　　　　戦われるだろう」と警告した。　我々日本人にはピンとこない問題だが、実例として、
　　　エジプト、スーダン、エチオピアがナイル川の水で争った。米国情報長官室がまとめた
　　　報告書がある。上流の水を独占したり、ダムを狙ったテロがリスクだ。
　　　　これらのリスクを分析するために国務省が資料をまとめている。

　　　　　❶温暖化でアジアも水不足になり、10億人が深刻になる。
　　　　　❷水不足に陥る国：　パキスタン、中国、インドーーーいずれも核保有国である。
　　　
　　　　この問題はテクノロジーでは解決策が見出されていない問題がある。
　　　　
　
　◆おわりに　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 267

　　著者・成毛氏は元日本マイクロソフト株式会社の社長で、引退後20年も掛けて

　本書を書いたが、内容は悲観的過ぎる。若い人はもっと楽観的に考えて良く、

　対策して欲しいと書かれている。
　　　そこで僕は提案したい。
　　　既にどなたかも言っていたし、新聞テレビでも宣伝(？)されているが、

　　高齢者を少なくするのだ。
　　と云っても、楢山節考の姥捨て山のことではない。高齢者の定義を変更するのだ。
　　今、本書も、65歳ころから高齢者と云っているが、70才まで元気な人は働いてもらい、

　　75才から高齢者で、ご苦労様と休んでもらう。高齢者の正式な定義はなかったはずだ。
　　　もう一つは、若い女性に第3子以上を産んでもらうのだ。
　　この方法は別の対策として改めて提案する。
　　さもないと、日本列島に日本人以外の人種が住んでしまう。ご期待乞う。

　◆参考文献　　　　　　　　　　　　　　　　　 271 ページ
　★単行本など
　　奥真也「未来の医療年表、10年後のーーー」講談社現代新書
　　高橋洋一「この数字がわかるだけで日本の未来が読める」KADOKAWA
　　高橋洋一「「消費増税」は嘘ばかり」PHP新書
　　デビット・ウオレス・ウエルズ藤井留美訳「地球に住めなくなる日」NHK出版
　　野村正實「日本的雇用慣行」ミネルヴァ書房
　　　他略す
　★雑誌・新聞　多数なので一部分とする
　　日経サイエンス　2004年12月号(身の回りのアインシュタイン
　　日経サイエンス　2013年9月号(「未来へのタイムトラベル」)
　　毎日新聞　2016年6月1日(山田昌弘「奨学金と云う名のローン」)
　　日本経済新聞　2016年6月28日(学費高騰で「28兆円学生ローン膨張」米経済重荷)
　　PRESIDENT 2018年5月14日号(長嶋修「タワマシンが積立金不足でスラム化」)
　　朝日新聞　2019年5月20日(新たんぱく源を探せ)
　　共済新報　2019年11月号(高山憲之「老後資金二千万円不足問題をめぐって」)
　　朝日新聞　2019年12月2日(熱い「アフリカ発ブランド」)
　　毎日新聞　2020年5月30日(宮本太郎「ポストコロナの社会保障」)
　　信濃毎日新聞　2020年6月21日(佐藤卓己「新型コロナで激変した教育」)
　　AERA 2020年7月13日号(「地震と豪雨の「現在地」」)
　　　以下略す
　★WEB
21世紀政策研究所(「シンポジウム　2040年の社会保障のあり方を検討する」)　　
　　　http://www.21ppi.org/pocket/pdf/82.pdf
　　　　　　URLがなくとも上記タイトルだけで検索できます。
ニッセイ基礎研究所(久我尚子「サブスク化できないものがあるのか？」)
　　　http://www.　URLがなくとも上記タイトルだけで検索できます。是非お読み下さい。
　　毎日新聞医療プレミア(「介護機器が40年間続く」日本社会これからの地獄)
　　　http://www.　URLがなくとも上記タイトルだけで検索できます。

　　　以下割愛します。体力の限界です。ごめんなさい。

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