突然、君の事が



俺に飛び込んできた。



それも思いがけない所から。



あいつから、


結婚したい人がいると。




「早く結婚しなよ」って言ったけど




まさか、相手が、




君の事だなんて。






君が幸せになるのが、



俺の一番の願いだったから、



本当なら喜ぶべきなんたろうけど、



でも、正直なところ、つらい…。
君の夢をみた。



二人で行った、南の島。



二人を通り過ぎる、



心地よい風の中、


俺の左手を握りしめ、歩く笑顔の君。



浜辺にすわり、


青空にかかる虹を見つめ、


二人の未来を語り合った。






ても…、


目が覚め、現実が胸を押し付ける。




そして、


孤独が押し寄せ、




また、眠れない夜を過ごす。



あの時の笑顔を、



守れなかった自分を責める。

街が夕日に照らされて、



オレンジ色に染まり始める頃、



俺はひとり、いくあてもなく車を走らせている。





このまま、消え去ることも、出来ずにいる俺。



遠くへ行ったとしても、



君を忘れることができないのなら、



せめて君の思い出の中の、


わずかなぬくもりを探して、



生きて行こう。