2026年6月17日作成
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表題通り、囲碁や将棋に更に通じるために、温故知新の観点で、棋士の過去の名言を集めて、ご紹介しています。
今回の名言:成長し続けることが一番の目標です BY 藤井聡太棋士
藤井聡太棋士がインタビューや会見で繰り返し語る「成長し続けることが一番の目標です」という言葉は、彼の将棋観と人生観を象徴するフレーズとして広く知られています。
この言葉は単なる謙遜ではなく、藤井棋士の強さの源泉をそのまま表したものです。
彼の歩みを振り返ると、この言葉がどれほど深い意味を持っているかがよく分かります。
藤井棋士はデビュー以来、圧倒的な勝率とタイトル獲得数で将棋界の歴史を塗り替えてきました。
しかし、彼自身は過去の実績に満足することなく、常に「もっと強くなれる」と語ります。
これは、勝敗やタイトル獲得を最終目的とするのではなく、あくまで「成長の過程」を重視している姿勢の表れです。
藤井棋士にとって、勝利は“結果”にすぎず、真に価値があるのは「どれだけ自分の将棋を深められたか」という点にあります。
この言葉の背景には、藤井棋士の将棋に対する姿勢があります。
彼は「将棋は無限に近いゲーム」と語り、どれだけ研究しても新しい局面が生まれ、どれだけ強くなっても未知の世界が広がっていると考えています。
だからこそ、彼にとっての目標は「勝ち続けること」ではなく、「成長し続けること」なのです。
これは、AI時代の将棋において特に重要な視点でもあります。AIの登場によって定跡が日々更新され、昨日まで正しかった手が今日には評価されなくなる。
そんな環境で勝ち続けるためには、過去の成功体験に依存せず、常に新しい知識を吸収し続ける必要があります。
藤井棋士の思考法は、この名言と深く結びついています。
彼は局面を見たとき、すぐに最善手を決めつけるのではなく、多くの候補手を並べ、その中から“より良い選択肢”を探し続けます。
これは「柔軟性を大切にしたい」という彼の姿勢の表れであり、過去の経験や定跡に縛られず、常に新しい発想を受け入れる姿勢につながっています。
また、藤井棋士は「自分の読みを疑うことも大事」と語り、思い込みを排除し、局面をフラットに見ることを心がけています。
この柔軟で開かれた思考こそが、彼の独創的な将棋を生み出しているのです。
努力論においても、藤井棋士の姿勢は一貫しています。
彼は「毎日少しずつでも将棋に触れることが大切」と語り、努力を“積み重ねるもの”ではなく“続けるもの”として捉えています。
研究の量よりも質を重視し、集中して深く考える時間を大切にする。
勝っても課題を見つけ、負けた時は徹底的に分析する。
こうした姿勢が、彼の成長を支えています。
「成長し続けることが一番の目標です」という言葉には、藤井聡太棋士の哲学が凝縮されています。
勝敗にとらわれず、常に自分の将棋を深めようとする姿勢。
過去の成功に依存せず、未来に向けて変わり続ける覚悟。
そして、努力を楽しみながら続ける柔らかさ。
この名言は、藤井棋士の強さの本質を表すだけでなく、将棋を指すすべての人、さらには日常を生きる私たちにも大きな示唆を与えてくれる言葉です。
新たな年も早くも六月中旬となり、夏と変わらない日差しと、台風の接近と共に梅雨の訪れを早くも感じてしまう、陽気の今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。