この言葉はサーバ仮想化の意味を持っていますが、仮想化ソフトウェア上でOSが稼働する環境をを作り、その上でOSを動かす事ができるようにしています。
この技術を使えば、1台のサーバーマシンで複数の仮想環境を構築する事ができ、余分なリソースを使わなくて済むといったメリットがあります。
古いOSも仮想化ソフトウェア上に組み込むことによっていつでも使うことができ、物理的な故障で動かなくなるといったリスクが避けられます。
この仮想化ソフトウェアMicrosoftで提供しているのが「Hyper-V」といわれるものです。
私が扱っていたのは Windows Server 2008 R2 でした。使用するにはサーバーマネージャーから機能の追加で「Hyper-V」を選択。といたって簡単に使用することができます。
管理が非常に楽で、仮想マシン(Hyper-V上に構築したOS)がどのようなステータスにあるのかもサーバーマネージャーで一元管理できます。
![ソフトウェア開発忘備録](https://stat.ameba.jp/user_images/20121006/10/software-dev/1c/a4/g/t01970168_0197016812222650496.gif?caw=800)
物理的な環境でその試験をやろうとすると同じ環境を復元する時間、コストの面からも非常にメリットがあります。
始めはとっつきにくさがありましたが、慣れてくると手放せなくなってくるのが私の感想。。
仮想マシン環境にもサーバーOSをインストール可能なので、クラサバ環境で試験をすることもできます。
ただ、デメリットも。
メモリはホストマシン(Hyper-Vを入れているマシン)に依存すること、仮想マシンのファイルサイズが大きいこと(仮想マシン作成時に変えることはできるが・・・)仮想マシンのスナップショットのサイズが大きい。
等があり、HDDやメモリにある程度のスペックが要求されることが少し不便。
USB機器が使えないのもデメリットですね・・・この辺はRDP接続すれば使えるんですが、オフラインで使いたいときは不便かも。
開発時に使用しているOSがWindowsが多くHyper-Vに触れる時間が多かったと思います。
過去にはこのほかCitrixのXenなどを使っていました。
いろいろと仮想化ソフトウェアは提供されていますので、環境にベストな製品を選択していきたいですね。