食物連鎖に入り込む「スクラブ洗顔剤」の一部、米国で規制へ
2014.5.22 15:26 MSN産経ニュース WIRED

 洗顔剤などに使われている微細なプラスティック粒子「マイクロビーズ」は、下水処理を通り抜けて食物連鎖に入り込む。州法で規制する動きが米国各地で出てきている。


マイクロビーズは、ポリエチレンやポリプロピレンで作られた球形の小さなビーズだ。サイズは0.004mmから1.24mmほど。Clearasil(クレアラシル)、Clean & Clear、L’Oreal(ロレアル)、Neutrogenaなど一部のメーカーによる、角質を除去するフェイスウォッシュやボディウォッシュ、練り歯磨き等の製品に入っている。

マイクロビーズは細かくて水にも浮くので、その多くが排水処理プラントをすり抜ける。下水処理施設で水を濾過する網の目は、マイクロビーズより大きいことが多いのだ。

下水処理施設を通過したマイクロビーズは、「毒性のある化学汚染物質を吸収するスポンジ」となる。そしてそれを、水生生物は食べ物だと間違えてしまうのだ。こうして、汚染物質が食物連鎖に入り込み、人間が食べるものも含めて、魚や鳥、カメ、哺乳類などが汚染される可能性がある。
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こういった人口的のケア商品はやはり自然の循環に大きく影響していることに改めて気付かされる。

化粧しなくても魅力的な人間を目指すべきなのだろうが、現代では急ブレーキが効かない。

非常に難しい問題。

塩で洗顔するのが一番なのだろうか。