ピニンファリーナ氏死去=イタリア車デザインの巨匠
時事通信 7月3日(火)21時1分配信

【ジュネーブ時事】フェラーリやマセラティなどイタリアを代表する数々の高級スポーツカーのデザインを手掛け、世界を代表する自動車デザイナーの巨匠と呼ばれたセルジオ・ピニンファリーナ氏が2日、北部トリノの自宅で死去した。85歳だった。

産業の中心地トリノで1926年に生まれ、トリノ工科大学で機械工学を学んだ。父親が創業したカロッツェリアと呼ばれる自動車の修理工房を車のデザイン、開発、委託生産などを手掛ける企業「ピニンファリーナ」に育て上げた。
 
ボディーデザインを芸術の域に高め、フェラーリ「テスタロッサ」、マセラティ「クワトロポルテ」、アルファロメオ「スパイダー」などの名車を世界に送り出した。経営者としても活躍、1988~92年にイタリア産業連盟(コンフィンダストリア)のトップを務めた。
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なんと惜しいことか。
ベルトーネ・ジュウジアローの師ともなるカロッツェリアの神デザイナー。

本当に均整のとれたデザインは飽きが来ない。

子孫や弟子たちに哲学は伝承したのか。

私の父から受け継いだプジョー205もピニンファリーナのデザインだ。
大衆車なのに完成度が高く、デザインに手抜きがない。

本当にピニンファリーナの遺言と思って我が愛車を大事にしたい。

日本の車に無いのはこれだ。
オーテックではないし、由良拓也でもない。