はるやま商事社長 治山正史節約疲れ、自粛疲れの消費心理が出てきている
国内のスーツ市場の飽和が指摘される中、紳士服専門店の業績が好調だ。その要因を業界大手のはるやま商事のトップに聞いた。
──昨年12月から既存店の販売好調が続いている。
昨年の秋ごろから単価が上昇傾向にある。いらないものは買わない、必需品はなるべく安く買う一方で、いいものを買おうという消費マインドが出てきている。これは震災後の節約疲れ、自粛疲れの反動もあるだろう。
昨冬はストレッチ素材のスーツがよく売れたが、震災以降、ストレスを感じる場面が一層増えており、少しでもリラックスできる商品が喜ばれるようになったからではないか。年明けからは、新入社員向けの商戦が好調だった。
また、レディースが好調なことも既存店が伸びている要因の一つだ。レディースのブラウスやスーツは、意外と買うところがない。カジュアルな衣料はいろいろな小売店で売っているが、ブラウスは置いていない。レディースは今、売り上げの十数パーセントだが、もっと伸びる余地がある。
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レディス分野なんて、新たにこの5年間で開拓した分野。
ある程度定着しないほうがおかしい。
節約疲れなんではなく、クールビズ⇒スーパークールビズへと、
環境の緩和が定着し、百貨店で買っていた層(団塊世代)が、現役退職し、
休日に百貨店に出かける回数が減り、自宅の近くの郊外店なんかで
買い物をする機会が増えただけ。
現役時代と違い、役員会議にも出席しない嘱託契約だから、質の良いスーツなんて必要なくなったわけ。
高級スーツなんかはITバブラーの残存勢力か医者、弁護士、頭空っぽの外資系コンサル、金融系の上層部しか買ってない。
その分、百貨店は客数も減るし単価も下がり、売上はいまいち低空飛行。
都会のSPAはヤング中心に買いまわりされるようになり、
郊外店舗と違って、そこそこ調子が良い。
でもね、これって節約疲れなんじゃなくて、
顧客の買いまわりが変化しているだけなのよ。
本当にアパレルはきちんと分析もせず、適当なエモーショナルな感覚的な話しかできない。
それなりの業界だからね。仕方がない。
SPAの本社なんて、業界2位“アオキ”を除き、九州や岡山や福山のような田舎にしか無いし。
国内のスーツ市場の飽和が指摘される中、紳士服専門店の業績が好調だ。その要因を業界大手のはるやま商事のトップに聞いた。
──昨年12月から既存店の販売好調が続いている。
昨年の秋ごろから単価が上昇傾向にある。いらないものは買わない、必需品はなるべく安く買う一方で、いいものを買おうという消費マインドが出てきている。これは震災後の節約疲れ、自粛疲れの反動もあるだろう。
昨冬はストレッチ素材のスーツがよく売れたが、震災以降、ストレスを感じる場面が一層増えており、少しでもリラックスできる商品が喜ばれるようになったからではないか。年明けからは、新入社員向けの商戦が好調だった。
また、レディースが好調なことも既存店が伸びている要因の一つだ。レディースのブラウスやスーツは、意外と買うところがない。カジュアルな衣料はいろいろな小売店で売っているが、ブラウスは置いていない。レディースは今、売り上げの十数パーセントだが、もっと伸びる余地がある。
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レディス分野なんて、新たにこの5年間で開拓した分野。
ある程度定着しないほうがおかしい。
節約疲れなんではなく、クールビズ⇒スーパークールビズへと、
環境の緩和が定着し、百貨店で買っていた層(団塊世代)が、現役退職し、
休日に百貨店に出かける回数が減り、自宅の近くの郊外店なんかで
買い物をする機会が増えただけ。
現役時代と違い、役員会議にも出席しない嘱託契約だから、質の良いスーツなんて必要なくなったわけ。
高級スーツなんかはITバブラーの残存勢力か医者、弁護士、頭空っぽの外資系コンサル、金融系の上層部しか買ってない。
その分、百貨店は客数も減るし単価も下がり、売上はいまいち低空飛行。
都会のSPAはヤング中心に買いまわりされるようになり、
郊外店舗と違って、そこそこ調子が良い。
でもね、これって節約疲れなんじゃなくて、
顧客の買いまわりが変化しているだけなのよ。
本当にアパレルはきちんと分析もせず、適当なエモーショナルな感覚的な話しかできない。
それなりの業界だからね。仕方がない。
SPAの本社なんて、業界2位“アオキ”を除き、九州や岡山や福山のような田舎にしか無いし。