震災で打ち合わせなど大半がリスケとなり、
今日は震災以降、久しぶりに東京で打ち合わせがあった。
以前、東京の仕事先の方から、
「東京は日に日になんか暗い雰囲気になってるよ」とか
「銀座が暗いのは流石にちょっとショックだ」
などの意見を聞いて相当くらい雰囲気なのかな、と。
10時ごろに東京駅についた私が、久しぶりに感じたことは、
「東京が大人の雰囲気になったなあ!」
という感触だ。
人は無口で、結構いそいそと歩いており、東京駅も
ディズニーランドが閉鎖されていたためか、
ガキや喋り捲っている下品な輩が居ないのだ。
もともと東京ごときで何をアドレナリン放出しているんだ?
というような茶髪の学生もあまりいない。
照明も半減され、やや暗い雰囲気なのだが
ヨーロッパの駅やホテルフロントなんてもともとそんなに明るくない。
間接照明が好きな欧州の人たちは重厚感を好み、壁面もダークな色合いで、普通でも落ち着いた雰囲気なのだ。
フェルメールの絵のようにダークな中に自然光が入る、そのコントラストが美しい!という雰囲気がそのままってな感じですね。
つまり、
「シックで大人の街になったなー」という雰囲気を感じた。
この雰囲気、なかなか悪くなくて、むしろ洗練されている。
今までがディズニーリゾート気分の煩い人とビジネスマンがごった煮
になった状況で、歩くにも肩が当たりそうになったりして勘にさわったりした。
金曜日であるのに適度に人が少なく、喋り捲る中国人もいない。
すっきりした感じ。
経済が停滞しているとこのような雰囲気なのかなと思うが、
シャカリキにドーピングしても観光客が増えるわけも無い。
ならば、こんな「シックで大人の東京」も結構良い雰囲気だと感じれば心地も良い。
軽佻浮薄な街はやっぱり好きでない。
今までがガキっぽかったのだ。
病気のシックではないですよ。間違わないように。 CHICです。
ガキに媚びうる街よりも、ガキと大人は一線を画す街のほうが、断然良い。
ヨーロッパの歴史はそれを踏みしめてきたのだろう。
・・・と思うのは私だけなんだろうね。(笑)