教科書検定 検定過程を透明化せよ

2011年4月4日 琉球新報

 
次世代に伝えるべき最低限の事実が教科書に記載されたと言えるか疑問が残る。文部科学省が検定結果を発表し、2012年度から生徒たちが使う中学教科書のことだ。
 沖縄戦については「集団自決」という表現を申請7社全てが記述した。住民が集団で死に追い込まれた事実について、7社中4社が日本軍の関与に触れたが、軍命や強制は明記されなかった。
ちょうど66年前(1945年)の今ごろ、沖縄は日米両軍の激烈な地上戦に巻き込まれていた。
沖縄守備軍(第32軍)に与えられた任務は「本土決戦」の準備が整うまで一日でも長く沖縄に米軍をとどめておくことだった。
そして国土が戦場となり国民が地上戦に巻き込まれたとき、自国軍は住民の生命・財産を守るどころか、その命さえ奪った。
「軍隊は住民を守らない」。これが多大な犠牲を払って導かれた沖縄戦の教訓だ。

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軍の中で、軍の規律を守らない司令官が居たとしても不思議ではない。

戦争という狂気の下にあったことかもしれない。

しかし、「軍は住民を守らない」の軍は何を指しているのか。

今この日本で、こいつらは何を求めているのだろうか。

ひとつだけ言っておこう。

私は過去を知らない。教科書に記載されたところで、「悲惨だったね」だけの話になる。

それよりも、沖縄の方、通販で商品を注文してお金を払わないことだけは知っている。

なぜならば、高い交通費を払ってまで取り立てに来ないことを知っているからだ。

これも教科書に載せておけ!事実だから。