ドトールとスタバは全く違った客層に支えられていることに気が付いた。
先週、大雪で松阪から帰阪できなくなったため、仕方なく次の早朝に会社に直接向かったのだ。
流石に空腹のため、ドトールを利用した。
私は「おっさん」だからドトール喫煙ルームだ。
丁度、時間は会社開始時間を少し過ぎた頃だ。
老人一人だけの「お一人様」でほぼテーブルが80%埋まっている。
たった一人のため、椅子は稼働率が悪くなり効率が悪くなる。
しかも、出で立ちは
ウォーキングシューズ
バックパック
カジュアルシャツやカジュアルパンツ
様子をしばらく見ていると、特別待ち合わせでもない、その後どこかで時間を調整している風でもない。
目をつぶって寝ている老人もいりゃ、本を落ち着いて読んでいる老人もいる。
はは~っ、さては定年退職した後、家にへばり付いていて、嫁に厭味を言われたな?
どうも身の割り振りが出来なくて、朝ごはんをドトールに食べに来たようだ。
嫁は自分と夫の分だけの料理を作るのが億劫になる。
コーヒーぐらいは自分で入れなさいよ!
食べた後は食器を台所に持っていってよ!
家にいるなら掃除ぐらい手伝ってよ!
何一日ゴロゴロしているのよ!
どこかでアルバイトでもしたら?
濡れ落ち葉の典型だ。
これを言われると、朝早くからドトールで美味しいコーヒーを飲み、ホットドッグを食べて、
百貨店をぶらついたりして夕方に家路に着くのだろう。
企業戦士だった人も何となく悲哀があり、これのせいでブチ切れ老人が増えているのだろう。
これと比較し、朝マックやスタバは若い女の子が外泊明けと言う感じが多い。(ような気がする笑)
店舗ロイヤリティがそれぞれのターゲットをがっちりと掴み、
どちらの店舗も共存できるし、結構顧客基盤が強固なのだろう。
ロードサイドマック店舗の朝は全く違う属性を示す。
軽トラやワンボックスのルーフにアルミ梯子を積んだ車が大半だ。
朝からそんなもの食べていると、酸化した油の影響受けて、頭が悪くなるよ。
どのライフスタイルを押さえるのか、それ店舗の演出、サービス、価格により違ってくるのであり、コーヒーの味という要因だけではないだろう。
これを朝を過ごすショップの選択因子といって、様々な選択肢を形成する因子が人それぞれ違っており、クラスターとなるのだ。そしてショップロイヤリティは、それぞれの価値や重要視する選択因子をもつ特定の志向の客層に支えられる。
コレスポンデンス分析を行うと、カフェのブランドによる違いやポジションが明確化する。
最後に一つだけ。
何故か、ドトールのカウンターの女性は愛想が悪い。
朝が眠たいのかもしれないが、
これは教育が悪いのか、支持層の加齢臭で不愉快なのか・・・・。