バイオの林原が私的整理 負債総額1000億円
2011/1/26 日経新聞朝刊 J-CAST NEWS
食品の甘味料として使う「トレハロース」の開発・製造で知られるバイオ企業・林原グループが、私的整理の手段の一つである「事業再生ADR」(裁判外紛争解決)を経済産業省などが認証する事業再生実務家協会に申請、受理されていたことが2011年1月25日にわかった。
負債総額は1000億円超とみられ、中国銀行など取引金融機関に支援を求める。債権者集会は2月初旬にも開かれるとみられる。
林原グループは、非上場。岡山県を拠点とする同族企業で、林原健社長は4代目にあたる。1883年に水あめ製造業の林原商店として創業。1994年に「トレハロース」の量産に世界で初めて成功した。抗がん剤のインターフェロンなどの医薬品や食品の原料の製造のほか、林原美術館などの運営にも力を入れた。
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岡山駅前の広大な土地資産を持つ企業で、地方の強みを持つ企業として有名だった。
私がジーンズの開発業務で岡山に頻繁に行っていた20年前はいい企業だなあ!と感心していた。
それがこれ。
10年以上にもわたり、不正な財務状況であったため、私的整理と事業再生は困難かも、
と新聞には書かれていたが。
何故こんなことになったのか、事例として詳しく知りたい。