グルーポンおせち、年末から新年早々話題になりました。

(特に暇人の間で。私も正月はひきこもりだった(笑))


さてこのフラッシュマーケティングが話題になったが、

基本的に念頭において欲しいのが、


■クーポンサイトのように宣伝媒体が介在する以上、宣伝媒体にコストが落ちる

暴利かそうでないかは別として、宣伝媒体には利益が落ちる。

慈善事業ではないため当たり前だ。

しかも、カード決済ということは、セキュリティコストが思い切り掛かることになる。

間引く利益は決して安くないし、その分原価は価値を失うのだ。

念頭においておくべき。


■業界構造により様々

エステや飲食レストランなど、原価構造は全く違う。

エステなどは、空気を売っている商売。ブツの原価は飲食よりも低い。

半額4,000円コースといっても、原価は350円かもしれない。

つまり、どれで納得するのか?は購入する人次第。


■エビでタイを釣る手法

エビが半額でも、エビだけ食べて帰れない。心理的には飲み物も他の宛も注文する。

つまり、エビで集客しその他の商品の価格設定が暴利ならば、

回収ができる


■真面目なサービス業はどこだろうか?

顧客獲得コストと考えて、赤字でもまずは来店してもらう!

そんな考え方の飲食サービス業があれば、褒めてよいだろう。

しかし、昔からホットペッパーで集客した顧客は、その後の来店率が低いといわれている。

つまり赤字で集客してもLTVは好転しないことが殆どだ。

そうなれば概ね、「エビで鯛を釣る」ところばかりだろう。


■本来、人気があって既存顧客で潤うお店は。。

こんなサービスに相乗りしなくても良いのだ。

一見顧客にゴールデンタイムを荒らされ、

既存の上得意客が座れない!ことがこれまでのクーポン媒体の欠点だった。

こんなマヤカシのようなフラッシュに載せないといけない店は

概ね「高い」か「不味い」で集客活性化出来ていない店かも・・。


■クーポン利用の制限事項

集客設定人数を超えるまで、クーポンは発行されない。

期限が来なければ発行されない

しかもカード決済はトランザクションは送られてしまう。

予約などは、発行されるまで出来ない。

予約は本日は無理で何日か前でないと無理のケースが多い

つまり、成立するかどうかが決まる前に物事は進められてしまい、予約できないという板挟みになる。

結論から言うと暇人しか使えない。


私個人が状況や結果から考えるに、

「有名ブランドの割安お買い得フラッシュマーケ」以外は、利用する意味が無いかも。

大手の企業は信頼性を損なうことはやらないので、ハズレの確率は低い。

といってもアパレル商品なんかは、原価率35%前後だから、半額でも粗利は得られるので、クーポンサイト販促費ぐらいはトントンで捻出できる。


これ自体がゲームであり、当たり外れを承知で遊んでみる!ならば、

宝くじよりは、還元率がまだましだ。


しかし、人間、一日24時間、飲食やサービス利用の時間と金には限界がある。同じ時間と金の消費なら地元の顔なじみのお店で消費するほうが、為になるだろう。


グルーポンを使いまくる=浮気性のチャーンやチェリーピッカーを行動していることになることになるので、

お店の方も、そんな客はあまり大事にしないでしょ。


ブームやマスコミに乗っかって、嫌な思いするのなら、

心して掛かる。

これがIT企業が自己責任といって消費者に叩きつけている挑戦状なんだから。

ある意味人生教育でしょ。罠にはめるのも。


利用した皆さんは、

勉強させていただきましてありがとう!グルーポン!とお礼ぐらい言わないとね。


フラッシュマーケについては、ルディ先生がブログ で上げておりますので参考に。