昨日、取締役会でした。


その中で、中国進出の話題で意外な事実について認識した次第です。


■TPPは避けられないだろう。その上で食料自給率を上げていくことは実際とるべき重要な選択。農業の阻害となっている金の流れ、物の流れ、魅力作りを示さなければならない。


■トヨタが中国に進出するに当たり、グループの部品製造企業が、先日も倒産したそうだ。その理由は中国へ進出できなかったため、内需が冷え込んだためであった。技術力が無かったわけではないが。

普通、地方の工場や建設が冷え込むと、農業しか選択肢が無いはず。


■中国へ投資した資金は回収できない。回収する手法として許されることが小さすぎて。概ね回収できない見込みである。


■中国への投資として、一部出資の合弁ははっきり言って無駄である。何故ならばたとえ10%の資本出資でも、あつかましく主張をするらしい。33%議決権ベース、過半数で経営に対する主導権を持つ、というのは中国では通じない。


■合弁企業の、現地の中国人は全く働かず、日本人だけが働いている状態。

こぞって中国に進出するのは考えた方が良い。背に腹は変えられない場合のみ進出の意思決定をすべし。


■尖閣の問題がこじれた場合、この日本企業が中国へ投資した資産を減損処理せねばならず、深刻なダメージを日本企業の財務に与える可能性があった。そうすれば株価は暴落し、日本企業は投資対象ではないという判断となりさらに暴落に拍車を掛ける恐れがあった。


■トヨタが日本での生産は出来うる限り維持するというのは嘘。この円高では生き残れない


■長期的に見た場合、中国の賃金は上昇し国内生産と海外生産のコストは、変わらなくなるがそれは中国だけを見た場合。しかも、国内に設備投資が戻るまでは10年程度必要で、それまで日本経済は持たない。


などでした。

この流れはどうしようもなく、日本は現在のポジションではおそらく中国のイリーガル、非紳士的、非人道的な風土により、木っ端微塵にされるだろう。

日本人は、中国人の金銭の奴隷に既にされている状態だ。


心して日々の生活を送るが良い。


まあ、このような悲観的見通しで会を終えました。

またこの悲観的見通しを加速させているのが現在の政権です。


■建設による労働の過剰供給

■工場海外移転による余剰人員の吸収

これは農林水産業しかないが、

■TPPによる農業の淘汰はその従事者でさえ余剰としてしまう。


つまり、民主党政権は、外部の要求に合わせるだけで抜本的な対策を何も表明していないのだ。

未曾有の不況到来を加速させているとしか思えない。

で、増税の話だ。


「お小遣いが足りなくなったから、お母ちゃんお金ちょうだい!!」

こんなアホな政権政治でしょ?今って