美味しい日本のお米が収穫できる季節になりました。

いつもお世話になっているシステムベンダーの創業社長が、

兵庫県竜野のご出身で、いつも地場で取れたお米をお世話になった方へのお裾分けとしてお送りくださるのです。

神戸は昔からパン食の比率が高い地域なのですが、お米の美味しさは日本人ならではの味わいが楽しめます。


ところが、


急浮上 TPP 環太平洋戦略的経済連携協定

農業生産4兆円減、輸出8兆円増=環太平洋協定参加で―農水・経産省
2010年10月22日14時6分 asahi net

農林水産省は22日午前、民主党の会合で、政府が参加を検討している

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の影響について、農業生産額が

年間約4兆1000億円減少するとの試算を明らかにした。

一方、経済産業省は輸出額が約8兆円増えるとの見通しを提示。

ただし両省で前提条件が異なっていることから、政府として統一的な

影響額を算出する作業を急ぐ。

 TPPはアジア太平洋地域で原則100%の関税撤廃を目指す自由貿易協定。

菅直人首相は11月に横浜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の前に「経済連携協定(EPA)の基本方針」を取りまとめ、TPP参加を表明したい考え。既に所信表明演説で「参加検討」を打ち出している。

 しかし国内農業保護の立場から農業関係議員が強く反発。農業生産額が大きく減少するとの試算が出たことで、今後、国内農業を維持するための支援策をセットで打ち出すことを強く迫られそうだ。

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これで日本の食料自給は、淘汰されるでしょう。

美味しいお米が生産されなくなります。


今の農業は、農協と補助金行政で長く続き、競争力がありません。

農業も林業も長期的にむちゃくちゃなことをして、

杉の花粉被害を出しています。


無垢な農業従事者に補助金という麻薬を与えて騙し続けてきました。

美味しいものがあるのに流通の仕組みで自主自由販売が認められていませんでした。

何故、流通を改革し、農業を活性化させてから自由貿易にするというステップ

を踏まずにこんな話が浮上するのでしょうか。


車やPCがあっても生きていけますが、食料がレアアースのようになると

大変なことになります。また、中国が食料輸入国になりつつあり、

輸出制限対象になるでしょう。


しかも、国際競争力を決定付けているのは為替であり、

商品の実力でないということは、皆さんならお分かりだと思います。


今の民主党、

■思慮が深くない

■売国精神は旺盛

■農業も工業もすべて競争力を阻害する方向

という基本的理念を持っていますから、勝手に判断するかもしれません。


これからは、農業が大切だと思っていた矢先にこれですから。