中国土石流災害で日本から援助=「政治の波あっても協力を」
2010/09/26-18:22 時事ドットコム
【北京時事】中国甘粛省舟曲県で8月、死者・行方不明者約1700人を
出した土石流災害に対して、日本政府が決めた総額1億円を上限とする
緊急無償資金協力による食料などの援助物資の一部が26日までに、
中国側に引き渡された。
北京の日本大使館によると、25日に同県で行われた引き渡し式に
出席した山崎和之駐中国公使は「日本は災害が多い国。
隣国として中国での災害に支援する用意がある」と表明。
王麗英副県長は日中間の摩擦に触れて「政治的には波があるが、
災害のときに支援していただくのはありがたい」と述べ、引き続き協力を要請したという。
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この時点で空気の読めない発表に、
日本人としては情けないばかりだ。
しかし、国家の政治的行動と人道支援とを同じに判断してよいのだろうか?
「中国甘粛省舟曲県」をGoogle Mapsで検索すると、
チベット族自治州と出てきます。
青海省の隣で、実は中国政府の手抜き公共建築物により、
多大な被害を受けた中国政府の被害者でもあります。
そう考えると日本の被害の支援については、
間違いではないと考えられなくもないですね。
まさに、
マイケル・サンデル教授の授業並みに議論する場
が必要だろう。(笑)
一昔前の欧米では、モンゴルや新疆、チベットなどに
武器の供給を行い、
内乱を想起させる作戦を常套手段としたのでしょうが、
最近ではそんな動きは稀になりましたね。
倒幕のために、長州と薩摩を支援したのも
欧米列強ですよね。
ロシアを駆逐するために、ロシアが英国に
発注した軍艦を日本に先に横流しし、
日本海海戦でロシアに勝利できたのも
代理戦争をさせるという動きがあったからでしょう。
支援をするというのは、
いろいろな意味を含めていますし、
重要だと考えられますが。