掲載日:2010年08月20日 All about Japan
面白い記事なので、つい反応してしまった。
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若者が車を買わないのはおかしい?
先日あるニュースが話題になりました。
一世帯あたりの車の所有率が下がっているというものです。
特に首都圏での減少が顕著であり、また20代の普通自動車の所有割合が下がっていることが大きく取り上げられました。
消費に消極的な若者がよく経済ニュース等では取り上げられます。
あたかもこうした若者はよくない(消費を刺激しないので景気にも悪い)ような取り上げられ方をします。
若者なんだから積極的にムダづかいしろと言わんばかりです。
こういうニュースを見るたび、いつも思うのですが、若者が車を買わないのは本当におかしいのでしょうか?
私は団塊ジュニアのFP(ファイナンシャルプランナー)としてあえて反論してみたいと思います。
「いやいや、若者が車を買わないのは賢い選択でしょう!」と。
エコとかロハスとかそういう理由に逃げたり、格差とか不公平の話題に流されないよう注意しながら、
特にマネープランの見地から「車を買わない若者が合理的である」ことを整理してみたいと思います。
特に「高コスト」と「借金」について指摘します。
私が若者が車を買わなくてもいいと思う理由は以下のとおりです。
1)車は若者には高すぎる消費である
2)ローンを設定して車を買うことはリスクである
3)団塊世代のローン利用と同じ感覚で議論すべきではない
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私もついつい同感だと思ってしまった。
しかし、団塊ジュニアは、親の見栄っ張りの影響を
受けて、若くしてドイツ車を乗り回している奴が多いけどねえ。(笑)
車に課せられた多重の税金、リスク。
これはぜいたく品目以外の何物でもない。
その割りに何もメリットをもたらさないのではないか?
車を持ったら彼女が出来る?
車目当ての彼女?
今の女性のしたたかさでは、
アッシー君(死語ですが)にさせられるだけ。
逆に若い女性が、携帯片手に車を運転している姿を見るが、
賢そうには見えない。
車を1日中、ずっと使い続けることはない。
一家に一台あるのならば、シェアをすれば良い。
業務で使う以外は、そんなに必要でない。
車を所有し、それらを生活のステイタスとするのは、
何となく、スマートな考え方ではないような気がする。
私の年代ぐらいで、今の若者は借金をしたり、
無理して買う必要は無い。
従来から成長背景で語られてきたことは、
一旦否定するぐらいの価値観の変化があっても良いだろう。
企業の雇用や社会的存在意義なども
ドラスティックに変わっている。
今日のTVで国鉄の赤字は、タバコの税金で返済されていると
いうことが池上彰著氏の番組で解説されていた。
こんなことも知らずに国民は不条理を知らされず、
メディアや迷信を信じてきている。
真実や素直に考えてみて、無理をしない生活で、
且つそれを楽しむという価値観を持たねば成るまい。
マーケティングも従来の考え方を変化させねばならないだろう。