小麦が反落、ストップ安で終了 シカゴ市場


「在庫多い」の見方多く日本経済新聞WEB刊 2010/8/7 9:59

【シカゴ支局】6日のシカゴ商品取引所の小麦先物相場は

急反落し、中心限月の9月物は前日終値比60セント安の

1ブッシェル=7.2575ドルと、値幅制限いっぱいのストップ安で

取引を終えた。


前日はロシアの小麦禁輸措置の発表を受けて

約2年ぶりの高値をつけたが、この日は小麦の世界的な在庫水準は

高いとの見方が台頭。


ファンド勢の利食い売りが膨らんだ。

市場では「投機マネーの流出で、7月以降の小麦の上げ相場は

天井を打った」

(スペクトラム・コモディティーズのルイーズ・ガートナー氏)との

声が出ている。

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実態統計が良くわからない内に、金儲けのチャンスと

飛びついてしまう。


ロシアの小麦輸出のシェアってどうだったっけ?

と疑問に感じていたんだが。


売る時はパニクリ気味で売り浴びせたんだろうね。


瞬時に世界にニュースが駆け巡り、

瞬時に売買が成立していく。


何かあるたびにワーッと人が同じ行動を起こし、

ワーッと引いていく。

実はそれが人間にとって幸せな生活行動かな?

実際、それらに関わった人全員の


・のべの時間

・労働

・使用カロリー

・使用カロリーを賄う為に要した食品


これを計算した場合、

一体どのような付加価値を世界全体で

生み出したのだろう・・・。


そのような池の中に身を置いている人は、

考えたことは無いのだろう。

井の中の蛙。


仕事のための仕事。

無用なダイナミズム。



しかし、ITは一瞬にしてパニックや混乱を引き起こすには

本当に最適化されたツールだ。

情報操作で暴動も仕掛けられるだろう。


ロシア、中国は自由経済ではなく、

統制経済であるがゆえに、

一瞬で小麦、レアメタル、石油天然ガスなどを

供給停止する。


このような国に供給を頼ること自体が暗い。

製造コストを低減するだけでなく、

すぐに解体分別が可能で、循環できるような設計思想が、

今後の製品には必須となるだろう。