2010/7/31 10:10 日本経済新聞社WEB刊


【ニューヨーク=小高航】トヨタ自動車の米リコール
(回収・無償修理)問題に関連し、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル
(電子版)は30日、米運輸省がトヨタに有利になる調査結果の
公表を意図的に避けていたと報じた。


急加速の原因がトヨタ車の欠陥でなく「運転ミス」だった
とする調査内容で、米当局の対応に批判が強まる可能性がある。

 運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)で、
トヨタ車の調査に当たった元幹部(7月に退職)の話として実名で伝えた。


同元幹部はNHTSAによるトヨタ車の調査が

終わったにもかかわらず、
ラフード運輸長官側の意向で公表を避けているとした。

 

調査は運転者が急加速を訴えた23台について実施。

運転記録から、全事例でブレーキが踏まれていないことが
判明し「運転ミスが原因とみられる」という。


公表を避けた理由については
「当局がトヨタと緊密すぎるとの批判を避けるため」
との見方を示した。

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米国の自由主義、アメリカンドリームという妄想なんて、

こんなものでしょ。


アメリカは、一人の成功者を宣伝広告のように

マスコミを使って奉り上げ、

あなたも成功者になれる!と大衆を啓蒙洗脳し、

その裏では、宝くじの当選確率ぐらいの

成功者以外は、安いコストで労働し、

競争させられている、ということに誰も気づいていないのだ。


こんな成熟社会で、競争を擂るということは

他人を蹴落とす。

アンフェアで姑息な手段を使う。

以外に優位性に立てないのだ。


すき家の利益は吉野家の赤字なのだ。

安売りをしても利益が出るということは、

これまで暴利をむさぼっていたという証拠だ、

と考えなければならないだろう。


それは消費者から搾取していたに過ぎない。

これが自由主義、資本主義経済の実態ですよね。

経済は、足し算と引き算しかないのですから。


ゼロサムで競争優位に立つということは、

「新しい画期的な技術」以外は、フェイクでしかない。


トヨタ嫌いの私でも流石にこの事件だけは、

腹が立ったし、日本政府が米国の運輸省や商務省に

何も文句を言わなかったことが腹立たしい。


要はお金(キャッシュ)を握って利権握れば、

なんでもありのアンフェアな国家だということが良くわかる。


欧州は階級社会だからこれに輪を掛けて閉鎖的でひどい。


戦後、日本人はアメリカに洗脳されすぎた。

ディズニー、マーケティング、冷戦、ハリウッド映画。

すべてが、「アメリカには夢と希望がある」というバベルの塔

を宣伝するツールだ。


こんな国の手を借りなければ、

自己改革できない日本の利権執着体質と

保守的考え方もすこし困ったもんだが。


中道をうまくバランスを取るという考え方は無いものだろうか。


しかし、やはり日本にはきちんとしたまじめな技術が

存在しているという証拠になったことは、

大変喜ばしいこと。