本当に、人が存在する上で、人の持つセンスというのは
重要な付加価値だと思う。
昨日、遠縁の親戚が無くなった。
弔電を打つためにインターネットで、申し込みをしたときのこと。
(今は電報はインターネットで打てるようになったのは便利だ・・)
NTT西日本のサイトで、電報を申し込んだのだが、
例文の雛形が用意されている。
この文章がまたなんだか、センスが無い。
回りくどい電文だし、生前に頻繁にお会いしていたという間柄でもない人には
これらの文面はいただけない。
しかし、言い回し方が、
媚売りタイプ、慇懃無礼タイプ、お世辞タイプ
ばかりで、普通にお悔やみする場合の文例が無いのだ。
NTT-西日本電報文例
https://dmail.denpo-west.ne.jp/p/C05110030P.do
非常に失礼に当たるかも知れないが、
弔電の文面を選ぶ時、
これら文章を読んで笑ってしまった・・・。
NTT西日本様、弔電を打とうとしている人を
笑わせてはいけないよ。
で、もう一通を個人名義で出す際には、
VCネット電報
http://www.verycard.net/contents/bunrei2.php?b_cd=30
の一般例文を使わせていただいた。
VCネット電報を使用しなかったのは、
ネットベンチャーなので。
電報が葬儀が終わった後に
届けられたりなんかすれば、困るからだ。
文面のセンスは良い。
しかし、電報の配達についての信頼性は無い。
何故かと言うと、ネットの世界は自己責任の世界だからだ。
注文した方が悪いと考えているネットベンチャーは
数多存在する。
話を元に戻そう!
NTT西日本が何故、このような笑わせてくれる
言い回しの電文を例文として登用しているか?
それは電報代金は打つ文字数により料金が上がる
仕組みになっているからだ。
なので、出来るだけ回りくどい表現をこねくり回し使用し、
売上を稼ごうとしているのだ。
売上が目的であり、
文面を考える人のセンスや
弔電を送る人の気持ちなどは
一切関係しないのだ。
長い間、センスの悪い代表者に
率いられてきた組織は、
末端社員までセンスが悪い、
もしくはセンスを重用しない。
もしくはセンスが悪いほど出世する
という価値観の企業なのだろう。
センスというのは、人が評価する感覚だ。
そのため、主観が入る。
人の持つ感覚を排除し、定量的側面だけで
評価をしたり、尊重したりする。
NTTという会社はこのような会社なのだ。