2010/7/8 11:38 日本経済産業新聞web刊

7日に2010年3~5月期決算を発表したイオン。

連結営業利益は前年同期比2.5倍の217億円と大幅増益を達成した。

消費低迷が続く中、売り上げは減少したが、総合スーパー(GMS)事業を中心に

コスト削減の成果が表れた。

株式市場では「ここまで利益が改善するとは正直思わなかった」(外資系証券アナリスト)

と驚きの声も上がるなど、好印象で受け止められた。

 「もちろんこの水準には決して満足しておりません。

トップライン(売上高)の回復、さらなるコスト構造改革に向けてさらに努力して参ります」。

 この日がマスコミや投資家へのお披露目の場となったのは、みずほコーポレート銀行常務執行役員からイオンに転じ、5月から最高財務責任者(CFO)に就いた千葉清一執行役。

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この手の話は非常に多い。

在庫を減らす、必要なコストまで取り合えずカットする。

金融出身者が常套手段で実施するいわゆる緊急開腹手術だ。

短期的な利益は出せてもその後縮小してしまう小売業が多い。


コストダウンとは、仕入れ業者、取引業者のコストをカットする。

=利益のシフトであって外注業者の利益をイオンに転換する魔法の技術


ところがコストダウン出来ても、戦略的な先見性を持たなければ、

小売やサービス業は、筋肉質にはなれない。

このフェーズになれば、金融出身者の役割は終わり。


無駄も悪しき商慣習も多く含んでいたのだろう。

でも、戦略的に何に投資をするのですか?=中国です。

そうなりますよね、今のトレンドは。

単純だし、普通の社会人なら誰でも意思決定できる方向性ですよね。


全方位ゼネラルマーチャンダイジングストアは、これからどこに向かうのでしょう・・。