2010/6/20 10:00
楽天、パナソニック、ローソンなど大幅増
日本人大学生の就職難が深刻化する一方で、外国人採用を増やす企業が相次いでいる。国内市場で成長が見込めず、アジアや新興国で事業を強化するためだが、日本の大学生の前途はますます厳しい。
カジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングでは、2010年の国内新卒採用者約200人のうち、外国人が約100人だった。11年も国内新卒採用約600人のうち、半数を外国人にする。
ユニクロが外国人採用を拡大する背景には、海外出店の加速がある。10年8月期上期(09年9月~10年2月)に海外で売上げが倍増し、営業利益は4倍以上となった。5年後には海外事業規模が日本を越えるようにしたいと考えている。
楽天は10年度の国内新卒採用者約400人中、外国人が17人で、現地採用では中国で15人、インドで21人を採った。国内で採用した外国人は基本的には国内で勤務する。現地採用はエンジニア職だ。
・・・・中略
「大学で勉強していない人は就職が難しくなると思いますよ。中国人や韓国人は最低2か国語を話せて、専門知識の勉強もしています。これまでのような会社に就職してから教えてもらうという考えでは、外国人と同じ土俵に立てません」
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厳しいねえ、こりゃ。情緒もくそもないですね。
海外企業とボーダーレスの争いになったら、このような構造は止むを得ないですかね。
まさに、新たな価値観と新たな誰も先のわからないことに突入していくような気がします。
しかし、外国の文化や気質は日本人と違い、売名やキャリアによりすぐに身を擦りかえる。
外国人の場合、育てると言う感覚は禁物だ。
コストを掛けて育てたら、海外勢に高値で引っこ抜かれる。
楽天は、その方が適度に新陳代謝して、びくともしないんだろうが、
パナソニックなどは痛いんじゃないかな。
物を販売するだけならよいのだろうが、ものづくりの文化を教えるのは至難の業だ。
時間もかかる。
しかもパナソニックは高値で売れるブランドだ。
パナソニックで育ててもらい、サムソンでキャリアを積んで、欧米企業の経営者になる!
このようなキャリアルートが確立されるだけのことも想定して、結果をレビューすべきではないだろうか。
今までの日本企業の悪いところは、このような勇猛果敢なプロパガンダは、大きくメディアで取り上げるが、
結果のレビューが無いことだ。反省も無いままに闇に消す。
だから結果的には何も役に立たないことが多い。
せめて反省やレビューもメディアを通じて発表があれば、よいケーススタディとなるだろう。