売上高の97%粉飾か。上場時 100億円前後水増し
日経新聞 2010/06/10 社会39面
証券取引など監視委員会の強制調査を受けた半導体製造メーカー「エフオーアイ」は公表直前だった2010年3月期決算でも売上高を100億円前後水増ししていた疑いが強いことが分った。
上場時に公表していた売上高に占める粉飾額は、97%にまで膨らんでいたという。
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本当にどうしようもない信用低下事件だ。しかも、日経朝刊1面には、
「資金調達 世界で減速」と言う記事まである。
そりゃ、こんな嘘で固めた上場をさせていると、すべてがそのような嘘があるのではないかと疑ってしまう。債権や社債などの信用は、ギリシャやハンガリー、スペインの信用だけでなく、国内での株式そのものも、それらいい加減な資金を証券化した商品そのものがすべて信用を失っているからでしょう。
これだけに限らない。
私が知っている超有名な、一応、新興IT企業は、上場こそしていないものの大手の資本が多く入っている。
しかし中身をよく紐解くと、使途不明金によりキャッシュが足りなくなっている、と言う噂を聞いた。
要は真っ当な投資をせず、何に使ったか分らない金が大量にあり、キャッシュは枯渇しているのだ。
何故こんなことが明確になったかというと、さらに増資を行わなければキャッシュフローが立ち行かなくなるために資金調達方法を企画した際に発覚した。
しかも、正当な社債、銀行借入は担保または保証人を立ててなおかつ、与信判断が入る。
おそらく、額にも拠るがNOという判断が下るだろう。
しかし、これは後に大問題を引き起こすだろう。
おそらく大手は株式資本をコソッと大事にせず、処理するであろう。金持ち喧嘩せずとはこのことだ。
最たる理由は、地雷を踏んだ大手資本がゴミを掴んだだけ
ということが世間に知れると、資本提供の大手企業の役員や意思決定に対し、株主が黙っていない。
取締役自体が退任と言う責を追わなければならないだろう。
市場が収縮する中、このような過去の延長線上で引いた目論見書や計画は多くのメッキが剥がれ落ち、半ば上場詐欺のように、上場も出来ないのに一応意向表明だけは取り下げず、投資組合や投資家への株式買上による返金を引き伸ばしたり、誤魔化したりした企業が星の数ほど存在する可能性が高い。
TVに出演する、とかカリスマ●●とかは、半分は詐欺だと言うことを肝に銘じ、
付和雷同せず、値に脚をつけて選択と意思決定を行って欲しい。
本当に実力があったり、儲かるネタは密かに動いているものであり、
有名になったときはすでにピークを過ぎているのだ。