マーケティングの中で戦略レベル、戦術レベルの階層が存在する。
私は
マーケターといわれる人たちは、出来るだけ定量的な論理構築をしなければならない
と思っているひとりだ。
特に戦略レベルでの論理定量であるべき。
■企業の目標が売上を上げる
=このような目標を言ってしまうと、ターゲットがズレようが、イメージが多少ズレていようが、売上を上げればよいのだ!ということで細かなパフォーマンス戦術を行うことに終始する
■企業が特定の優位性顧客を獲得し、2、3年先を見据えた結果、
売上が伴なう
=いくら戦術現場レベルで売上を確保しても企業全体に与える影響とシナジーが少ない
と言う意思決定が下る。
ロジックを駆使して、戦術レベルの検証を定量的に行うことに時間とリソースを割くよりも、
5年間ぐらいの趨勢でどのように企業を変化させるのか?その中でこの直近2、3年のポジションは?
という課題を把握することにおいて、定量的な説得と論理構築が必要だと、日々感じる。
少なくとも今流行りだから!とか、今はこういうことをやらないといけない!
などという好き嫌いや、トレンドだけでの判断を行うことをマーケティングとは呼べないと思う。
マーケティングは、単なる認知ブランディング、単なる広告出稿、単なるプロモーションのレベルではなく、
企業が如何に経営目標を達成するのかの地図が経営計画で数字であり、
その数字を達成するためのハードルになるアクションを具体的に定量化し、分解ドリルダウンすることであると考えられる。
マーケティングは、感性と直感も重要だが、その前に数字で鳥瞰・俯瞰をすべきである。
このように常に考えている。