2010/6/7 6:00 日経新聞WEB刊(マーケットonline)

2008年以降、消費不振に悩まされた続けたセブン&アイ・ホールディングスとイオンにとって、11年2月期も楽な一年にはならないかもしれない。

個人消費は底入れ感が出てきたが、本格回復には遠く、トップライン(売上高)の伸びは力強さを欠く。

輸出企業に比べて業績改善ペースが鈍い。消費は輸出に遅行するとされるが、かつてと回復のパターンが変わっている可能性がある。

 4日、セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂が東京・江東に大型ショッピングセンター(SC)「アリオ北砂」を開業した。

約5万6000平方メートルの広大な敷地にヨーカ堂や119の専門店が集結。

「アカチャンホンポ」や「ロフト」などグループの専門店も入る。ヨーカ堂が旗艦店と位置付ける「アリオ」としては8店目で、約2年ぶりの出店となる。
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しかしながら、ここまで成熟化した市場にまだ、これぐらいの巨艦店が必要なんだと感心してしまった。


確かにドミナント形成は全く違う考え方だが、大きな面積の店舗を作るとそれだけ在庫をお店に置かなければならない。

これは店舗の商品回転率が低下する。好調なお店ばかりとは限らないからだ。

それこそ入れ替えシーズン時に寝かせる在庫が増加することを意味する。


それってROEが低下することでしょ?


内需や消費が戻らないのは、輸出企業が得た留保がそのまま海外の設備投資に周っているからではないのか。


今までのセオリー道理にいかないでしょう、今後も。

しかも値下げしてしまっている。来店客数が増加しても売上金額は増加しない。


パラダイムシフトの時代か。