WEBが急速に進展し、10年強が経過した。

Yahooオークションに登録し、Amazon、楽天も利用してきた。


このWEB利用履歴の中で大きく感じること。


それは非常に無機質な空間だということ。

WEBマーケティングというが、市場自体に参入する若者が支えていたために規模が大きくなっているに過ぎない。


ECでモノを買うのも、何かを行うことについても企業の性格や風土などが、購買行動を通じて伝わらないのだ。

簡単に言うと、切符や自動販売機との対話のようだ。

これは顔の見えないサイバー空間での出来事であるから、当然自己責任に基づく空間であるため仕方が無い。

しかし、人間が「デジタルツールを使いこなしている生活から、取り残されないように装うための購買行動」

と捉えてしまう。

取り残されるのが嫌だから、WEBで買ってしまうのだ。

そんな気がしてならない。


何となくこの10年でWEB-EC利用で感じたイメージは、


無機質、

冷たい、

ドライ、

白か黒か、

顧客を市場としか見ない、

利益至上主義

リスク回避

最も説明の足りないセルフサービス

極大マスマーケティング、物売り志向


という印象だ。


そのためか、買い物に飽きてしまい、極めてオブジェクト志向の買い物をしかし無くなった。


男性は店舗における買い物はオブジェクト志向で、狩猟型だ。

もともと欲しい商品を目当てに買い物を行いそれ以外は買わない。


しかし、女性までもがこの狩猟型の買い物をするようになってしまった。

でもすぐに飽きてしまうのではないだろうか。


ハイテック・ハイタッチというキーワードが23年前に流行した。

このハイタッチが根本に感じられない。


WEBを今後制覇するのは、

人間との対話を出来る限り実現できるインターフェースかもしれない。

言葉やお礼、挨拶が極めて自然に受け入れられるようなイメージだ。


決してCGやアバターがお礼を言うことではなく。(笑)


当人にとってまるで興味のわかないジャンクメールに近い

「わけあり」、「お買い得」「限定」「超人気の」がヘッダタイトルに盛られたメールを

日々2回ずつ大量に送り込んできている間は、・・・限定やわけありがそんなに数多くあるわけ無いだろう?(笑)そんなに在庫があるのか?・・・

無理なんだろうな、と感じてしまうのだ。


何を考えているのかわからない、顔の見えない、企業理念が伝わらないWEB上のコンテンツ。

企業のライフサイクルとしては案外短命なのかもしれない。