スーパーの山陽マルナカ(岡山市南区)が納入業者に対し、支払代金の不当な減額や従業員の店舗への派遣を強要していたとして、公正取引委員会は18日、独禁法違反(優越的地位の乱用)の疑いで同社の本社や店舗など二十数カ所を立ち入り検査した。
関係者によると、同社は納入業者に対し、取引関係での強い立場を利用して、商品の売買契約後に支払代金を減額したり、売れ残り品を不当に返品したりした疑いが持たれている。
店舗改装時などに業者の従業員に商品の陳列を手伝わせたり、イベントの協賛金の支払いを強要するなどした疑いもあるという。
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こんなこと、日常的に発生している。
上場企業でさえ、日常茶飯事だ。
“悪質な場合”ということがお決まり文句だが、悪質・悪質でないと言う曖昧な定義で、
罰する、罰さないと言うこと自体がおかしい。
もう少し、実態が把握できるようにWEBなどの情報取得の制度を検討した方が良いだろう。
おそらく処理が出来ないほど、毎日問合せがあるはずだ。
「店舗改装時に業者の従業員の商品陳列を手伝わせたり」こんなもの百貨店だってやってる。
もしくは共生ではないにしろ、手伝わない業者は売り場面積が減らされるか、導線から外れた場所に移動させられる。
定義の曖昧などうとでも、言わば取り締まる側の恣意で、決定できる法律は、
運用自体が形骸化するのだ。
なぜ、役所関係団体は、いつも定義を曖昧にするのだろうか。
こんな感覚だと中小企業の発展なんて、絵餅に過ぎない。
だから、捕まったのは運が悪い!と言う感覚が横行し、すべての業種で反省も無いのだ。