2010/4/13 20:12 J-CAST NEWS  

若者の2ちゃんねる離れ」がネットでささやかれている。2ちゃんには、開設当初からのユーザーがそのまま居残って「高齢化」する一方、若い世代は「ミクシィ」をはじめとしたコミュニティーサイトに移ったのではないかというのだ。
現在の「2ちゃんねらー」のメインユーザーは40代、さらには50代というデータも出ている。若者にとって2ちゃんは「不要」となっていくのだろうか。
「今の若者にとってはビビッドなものではありません」
メディアジャーナリストの津田大介氏は、自身の経験として「以前より2ちゃんねるを見なくなった」と話す。2ちゃんには有益な情報が掲載されている面もあり、活用していた。しかし、ツイッターのようにリアルタイムで欲しい情報が手に入るツールが登場したため、2ちゃんの利用頻度が減ったという。
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こんなことをニュースにするのもおかしい。

コンシューマービジネスは、どんな時代も極めつけのファン層がある特定の年代に偏り、

イノベーションで若返りが困難だ。


百貨店がそうだ。55歳以上のストアロイヤリティが高いが若年層においてはそれほどでもない。

コスメとファッションブランドで特定層を誘引していたが、プレタ&ラグジェラリーブランドが直営になってから、極端に若年層からの支持が落ちている。


トヨタもご多分に漏れずこれに悩んだ。二谷英明のクラウン、マークⅡにより、おじさんイメージが付いてしまうと若年層を開拓するには相当の労力が掛かった。現状でも若い人を開拓したとは言えない。


うまく行っているのは、バーバリーとサントリーだ。


カテゴリーが全く違うために比較は出来ないが、両者とも若いスタッフに責任を持たせ、任せている点が上げられる。


どんな事業でも極端な優位層は共に持ち上がり高齢化が進む。

この10年、デジタルメディアによる層の分化により、さらにひどくなった。


デジタルメディア分野においても持ち上がりは、例外ではないだろう。


このような記事を驚きのようにサイトで語ってしまうこと自体が、知ろうと集団であることを露呈している。


こんなことは当たり前の事象で、どの企業にもどの分野においてもごく普通に起こりえる事なのだ。