2010年04月10日 和歌山新報 Daily News サイト

和歌山市のぶらくり丁商店街にある 「マクドナルド和歌山ぶらくり丁店」 が今月30日で 閉店する。 28年間ぶらくり丁の玄関口の顔として親しまれ、 昼食時や休日には 多くの人が訪れていただけに商店街関係者らはにぎわい減少を心配し、 利用者からは 閉店を惜しむ声が上がっている。
日本マクドナルド(株)は、 ことしに入り、 全国の不採算店舗など400店以上を閉店すると発表していた。 同社広報部は 「個別店舗の閉店理由は答えることができない」としているが、 同店も対象の一つとなったようだ。 また、 今後、 空き店舗がどのように使われるかも「答えることができない」としている。

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これも複雑な事象だ。


先日のブログで小売や外食が、勝手に店舗を出し、採算が合わないからとサッサと店舗を閉店してしまう。

地元の顧客にファンがいても、

“そんなこと知るか!利用人数が足りないんだよ”

というマクドナルド側の声が聞こえてくる。

資本主義なのでこれはこれでいたし方が無い。


しかし、昨日のブログにアップしたように


①なくなって欲しくないサービスにはフィランソロピーの理念でせっせと利用することが先ず大事


②地元の人々は、地元の人たちが一生懸命作っている食べ物屋や古くからあるお店を大事にすべきで、それがフィランソロピーに繋がる。


③地元の皆が意見とルールを決めて和歌山の美味しい食材を使ったファーストフードをオープンさせ、それを育てる


このような意思が無い限り、独立はできないだろう。


マクドナルドに商店街の活性化を託すと言うことはあまりにも、「おんぶに抱っこ」、依存体質であり、地方活性化に繋がらないと言うことを「閉店についての不平」を言う前に良く考えた方が良い。


そりゃ、マクドナルドに土地を貸す地主だけが儲かるだけで、

決して健康に良い食材でもないし売上ロイヤリティは米国にもって行かれるだけで

わが国への経済効果は地元店舗より低いと考えた方が良いだろう。


もう少し、自主努力と地産地消、地域への権限委譲などを改めて考えてもらいたい。

周りに左右されない経済とは、依存しない経済なのだ。楽して金を儲けようとしている時点で、未来は暗い。

関西に有りながら、太閤秀吉ではなく、徳川幕府に依存した地域なのだから。