スーパーGMSにおける店内活性化の施策の一つ、

インストアマーチャンダイズのデモ販売だ。


先日、スーパーでこのでも販売に巧く乗せられてしまった。(笑)


日頃、私は冷凍食品は買わない。とくにハンバーグなどの半端素材をミックスすような加工食品は特にだ。中国でどのような作り方をされているか分らない不安があるからだ。


こうなると冷凍食品のケース前は導線上にあっても、いつも素通りだ


ところが、デモ販売をしていたのだ。

イワシのつみれ、イワシハンバーグ、豆腐ハンバーグだ。

しかも国産加工で地元兵庫のメーカーみたいだ。


で、べつの漬物などを見ていたときだ。

いきなり、焼いたハンバーグを目の前に差し出してきた。


思わず、手に取り食べてしまった。お昼前と言う時間も手伝い、3切れほど差し出された商材を見事にパクついてしまった(笑)動物園のお猿状態(笑)


これが、案外「美味い!」

無名のブランドであるが、ついつい買うこととなった。

しかも

何十万アイテムが並ぶフェースの中にあり、その存在に全然気がつかなかった。


マーケティングとデータマイニングは、少し横に置いておいて・・・。

今までに購入したことのないアイテムが、POSデータに登録され、我が家では常備品の保存食品として格納されることになったが、このように今まで購入したことの無い層に対し、店内イベントで見事アクイジションに成功。

そして、リピート購入の測定を行わなければならない。


また、実力のある商品なのだが、きちんと認知させれば売れる商材の性質を持つ冷凍食品などは、このようなデモ販売により、その後のLTVはグンと変わってくる


従来ならば、特売やデモ販売開催日だけの売上で評価するところだが、これからはきちんと効果測定を行うことが必要だ。

費用対効果が証明できれば、タイアップメーカーも説得できる筈だ。


このような地道な取組みと検証を行うことが重要であり、検証もせず単に打上花火で終わらせてしまう集客イベントが多すぎるのだ。


GMSなどが低迷しているのは、きちんと検証せず、PDCAにより評価せず、笊で掬うが如くイベントを繰り返し、何も検証していないのだ。


そこに最大の要因があると考えられる。