yahooとセブン&アイが協同商品開発を行う。
yahooで売れている食材をコンビニなどでコーナー展開する、と日経新聞3/23(火)に発表があった。yahooの売れ筋トップを厳選し、大量販売できる商品に仕上げ、来年からコンビニで販売するらしい。
昔、駅ビルにあったSPAの鈴屋、鈴丹、三愛、タマヤなどMD主導型で物を作っていたために、店頭のフェースや売れ筋が同質化し、パイの奪い合いとなって新鮮味をなくし、衰退していった。
同じく大手通販についても過去は相当に違いが有ったが、通販大手に出入りしている商品メーカー、印刷会社や物流会社やカタログ制作会社が同じであり、情報ソースの出所が共通のため、カタログを開いて見るとどこの通販企業なのか全く分らなくなり、今は新鮮味を失った。
109のファッションブランドも、売れ筋ブランドで動いている商材を競合ブランドがコピーし合い、1週間で韓国まで行って製造。2週目には各ブランド間の差がなくなってくるために、109ビル自体は集客するがブランド単位ではパイの食い合いとなり、伸びが無くなった。
これらは、同じ業種、同じターゲットとした業界で発生していた事象だ。
これがクロスチャネル(クロスメディア)階層で発生するトリガーとなる記事がこの記事である。
ネットはもともと品揃えに独自性がなく、アクセスの容易さ、決済のしやすさ、検索サイトでの露出頻度だけで、ユーザーから集客していた。消費者のロイヤリティは希薄だ。コンビにも同じで立地の利便性だけで集客していた小売業であり、性格は合致する。
しかし、希少性や大量生産できない商材も手に入る魅力が本来ネットにはある。本来はそうであったにも拘らず、奇しくもトップに躍り出てしまった商品は、その後不幸の道を辿るのであろう。
大量生産できる商材を抽出するということは、単にそのカテゴリーの商品ライフサイクルを短命化させるだけで、開発に時間を掛けたメーカーはジェネリック食品が出回ることにより、創業者利益と言うものを得られなくなる世の中になったということだ。
トヨタや松下電器のやり方を見ても分るが、競合が独自コンセプトを開発し、売れると見たらコピーをすぐに製造し、オリジナルの90%の価格で大量にばら撒く。
スピード優先の時代だから分らなくも無いが、一時的に効率化により大きな利益を得られるが、これは市場の潰しあい他ならず、儲からないから止めるという無責任開発体制にも繋がりかねない。
構造上の動きとして非常に理解はできるが、どこにでもある新鮮味を失った商品で、どの店頭もネットも独自性がなく、同じであるならば返って購買意欲を失うのは私だけだろうか。
yahooで売れている食材をコンビニなどでコーナー展開する、と日経新聞3/23(火)に発表があった。yahooの売れ筋トップを厳選し、大量販売できる商品に仕上げ、来年からコンビニで販売するらしい。
昔、駅ビルにあったSPAの鈴屋、鈴丹、三愛、タマヤなどMD主導型で物を作っていたために、店頭のフェースや売れ筋が同質化し、パイの奪い合いとなって新鮮味をなくし、衰退していった。
同じく大手通販についても過去は相当に違いが有ったが、通販大手に出入りしている商品メーカー、印刷会社や物流会社やカタログ制作会社が同じであり、情報ソースの出所が共通のため、カタログを開いて見るとどこの通販企業なのか全く分らなくなり、今は新鮮味を失った。
109のファッションブランドも、売れ筋ブランドで動いている商材を競合ブランドがコピーし合い、1週間で韓国まで行って製造。2週目には各ブランド間の差がなくなってくるために、109ビル自体は集客するがブランド単位ではパイの食い合いとなり、伸びが無くなった。
これらは、同じ業種、同じターゲットとした業界で発生していた事象だ。
これがクロスチャネル(クロスメディア)階層で発生するトリガーとなる記事がこの記事である。
ネットはもともと品揃えに独自性がなく、アクセスの容易さ、決済のしやすさ、検索サイトでの露出頻度だけで、ユーザーから集客していた。消費者のロイヤリティは希薄だ。コンビにも同じで立地の利便性だけで集客していた小売業であり、性格は合致する。
しかし、希少性や大量生産できない商材も手に入る魅力が本来ネットにはある。本来はそうであったにも拘らず、奇しくもトップに躍り出てしまった商品は、その後不幸の道を辿るのであろう。
大量生産できる商材を抽出するということは、単にそのカテゴリーの商品ライフサイクルを短命化させるだけで、開発に時間を掛けたメーカーはジェネリック食品が出回ることにより、創業者利益と言うものを得られなくなる世の中になったということだ。
トヨタや松下電器のやり方を見ても分るが、競合が独自コンセプトを開発し、売れると見たらコピーをすぐに製造し、オリジナルの90%の価格で大量にばら撒く。
スピード優先の時代だから分らなくも無いが、一時的に効率化により大きな利益を得られるが、これは市場の潰しあい他ならず、儲からないから止めるという無責任開発体制にも繋がりかねない。
構造上の動きとして非常に理解はできるが、どこにでもある新鮮味を失った商品で、どの店頭もネットも独自性がなく、同じであるならば返って購買意欲を失うのは私だけだろうか。