日本のオーバーストア状態に対して、具体的な効率施策を小売業が取り始めた。

関東のコープが合併し、長期的に効率化を図ることを発表している。

しかし、完了するのは2013年前後だ。その頃の消費環境は変わっていないだろうか・・・。


85年プラザ合意で円高容認を呑んだ日本は、輸出よりも内需活性化を推し進めてきた。

しかし、その頃から一日の食事の回数は3回のままで、増えたわけではない。

スーパーなどの需要が増加することはその頃から、増えていないのだ。

我が家の近くもまだまだ大型出店ラッシュだ。


小売企業が増加し、すぐそこに遅くまで営業しているコンビニがあれば、一日3回の食事に夜食などの食品が当然、増加する。


で、その結果、メタボリックなる症状が現れ、ギャグではないが食事内容が“欧米化”(古いか・・)し、ますます体が重くなる。


昨今の不況を克服するには、一日の3回の食事を2回に落とすことにより、消費支出を増やさなくても耐えられるということも現実可能だ。日本人は1日2食に減らしても死なない。


これらの状況が一段落するまではデフレは止まらない。競合意識し、価格を落とし続けるからだ。

価格の麻薬に嵌ってしまっているのだ。

どこかのコンビニで、おにぎりや弁当を極限まで値下げし、「正直儲かりません!」

と言うテレビ広告があるが、弁当を購入すると必ず、飲料や牛乳などの購買を行うから、それが儲からなくても飲料でメーカーからの販売リベートを得られ、利益化できるという算段なのだろう。

弁当は売れずに廃棄するより、利益が出なくても売り切ることが望ましいとの判断であろう。


しかし、消費者はあまりに安い弁当=健康を害する添加物が入っているのでは?とか中国産食材で・・・、を想起させ、安くしても状況は変わらなかったりする。


それなら最初からお茶もしくは水とのセットでセット料金いくら、の方が良いのかもしれない。

マクドナルド商法だ。


10円安くてもわざわざ買いに行かないのだ。序でに購入されている商材は、10円高くても買うのだ。

これがデータマイニングの結果、読み取れるのだ。

しかし、そんなこともせず、疲弊しながら持久戦の様相を呈している。


オーバーストア状態が緩和されるまで、デフレは続く。