楽天三木谷社長の狙い:「eビジネス連合会」は第二経団連?
2010/2/24 11:09 J-CAST NEWS
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「第二経団連を作るということではありません。産業全体の課題に取り組むというより、eビジネスを推進、発展させるという一点に最重要課題をフォーカスさせたところが既存の経済団体との違いです」
2010年2月22日、楽天、ヤフーなど、日本の有力IT企業約1665社を集め、東京都内のホテルで一般社団法人eビジネス推進連合会を旗揚げして初代会長に就任した楽天の三木谷浩史会長兼社長は、「経団連にはもはや期待できなくなったのか」という私の質問にこう答えた。
・・・中略
eビジネス推進連合会では、ネット関連産業の振興を成長戦略と位置付け、医薬品通販やネット活用による地域活生などの政策提言に取り組み、環境整備と枠組み作りに力を入れる方針。その中で過剰なネット規制の抑制を働きかけて行くという。
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これは解決課題が多いし、やりがいがあるのではないかと。
TBSの例に漏れず、既存のブロードキャスト、既存メディアはWEBを裏では敵視しているし、薬品などのネット販売も認可が流れた。
もともと枠を嵌めにくく、国境を持たない特性のあるネットビジネスだから可能性も有るが、
逆にビジネスも玉石混交で、業界全体を上げて、今のところ人間社会に貢献しているとは言いがたい。
一部のネット悪用者たちがクローズアップされるため、仕方のないことかもしれない。
しかし、eビジネス企業の物の考え方として、
①マスクが手に入らないお年寄りがいるのに、マスクの買占めを命じる疑い。お年よりはネットなんて使えないのだ。
②バイアグラなどを無許可で販売する
③中国産のウナギを国産と偽って販売する業者を“BEST ヒット業者”として褒め称えて顧客に推奨する
④有料ゲームダウンロードであるのにも拘らず承諾スキームを経ずにダウンロードさせ、携帯会社が代行して、高額料金を請求する
などのこれまでの実績から見ると、とてもじゃないが経団連の品格が及ばない印象を受ける。
何となく企業の倫理観にイマイチ信頼性が無いのだ。
売上さえ上げれば、多少消費者を騙しても、分らない分らない!
という気質が見えてしまう。
前のブログでも述べたのだが、
顧客の継続性を分析してみると、
消費者とネット企業とのロイヤリティーが非常に希薄で、休眠化も激しい。
企業ロイヤリティが高いのではなく、
そこに欲しい商品があったから、利用しただけ。
別に存在しなくても生きていくにはあまり困らない。
という関係性の間は、非常に地位を得るのは難しい。
しかも表題への道程は、企業の自浄努力によって世の中に認められるべきで、
出店業者への責任転嫁
ダウンロードしたユーザーが情弱であるから悪い!
と言っているうちはまだまだです。
自分達は世の中の存在意義として、まだまだ修行が足りない!
と思っていればその道は、意外と近い筈ですけど。
そこまで経団連として集める人を、eビジネスに拘るというのも、そもそも不思議ですけど。
そうやって拘っているから逆に駄目なんじゃないかと・・・・。
何となく
「自分達はオールドビジネス経営者とは違い、全知全能の経営者だが、世の中に邪魔されているからグローバルに躍進できないのだ!」といいたげな感じを受け取ってしまうのですが・・・・。
そう思ってしまうのは私だけなんでしょうかねえ・・。(笑)