nikkei net 2010/2/17 (18:51)
近鉄百貨店は17日、1日から募集していた希望退職に全社員の約2割に当たる708人が応募したと発表した。当初は400人程度を2月末まで募集する計画だったが、申し込みが相次いで枠を拡大、募集自体も15日で打ち切った。
希望退職は35歳以上59歳未満の社員が対象で3月末付。人員削減で業績立て直しを急ぐが、当初計画を上回る人材の流出で店舗運営に支障が出る可能性もある。
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早期退職者募集を行うと、何故だか優秀な人材からお辞めになるケースが多い。
過去、大企業の早期退職者プログラムを傍から見ていて、そう感じる。
実際、ライバルではないのだが間接競合となる企業で大ヒットを飛ばしている早期退職転職者も存在する。
企業は単に人頭数で換算するが、パフォーマンスはその倍落ちる。
この百貨店のケースや他社であることは、募集が殺到し、人材を逆に募集しなくてはならなくなったというわけのわからないことまで発生している。
その場合、中堅が新人育てに手をとられることになり、人頭数主義の人事は知らない顔をしているが、さらに効率は落ちる。
しかし、大規模に辞めても、その後、企業は業務推進に一向に困らなかった、ということがあるのもまた問題だ(笑)