ペアの協議は女子のシングルよりも演技が楽しめてよい。
シングルの演技は、息が詰まって顔に表情が無くだめだ。
浅田選手とキム・ヨナ選手との火花が何となく見えてしまうし、プレッシャーで演技が硬い。
怨念の競技のようで見苦しい。
川口選手はミスをお犯したため仕方が無かったが、
もっとも感動したのは、サブチェンコ・ゾルコビーのドイツペアだ。
選曲も良かったが、芸術的センスと動と静、絶妙なシンクロナイズ。
ミスがなければ舞い違いなく金メダルであったろう。
すばらしい演技で、鳥肌が立ったぐらいだ。トリノの荒川静香選手を髣髴させた。
金と銀の中国ペアは、見ていて疑問に感じた。
動と静はなく、演技は常に動いている。優雅な演技は無い。
回転や技にミスは無かったが、氷上の雑技団で演技も動きが細かい。
ジャッキーチェンの演技のようだ。
金銀があの演技ということは、技さえクリアすれば、感動が無くても良いようだ。
私の採点ではミスがあったが、ドイツが金だ!
オリンピックの採点は常に不思議だ。ロサンジェルスオリンピック以降、政治的で商業ベースになってしまったため仕方が無いのだろうか。