ユニクロ一人がち!ユニクロだけが躍進!

と記事が躍っている。


でも皆さん、良く考えてください。前にも私はブログに書きました。

中国で生産し、国内で少人数の販売スタッフで売上は日本一のアパレル。


しかし、わが国に住む日本人には経済貢献していません。

日本人に多くの職を与え、多くの給与を配分し、なんてことは全く無くて、

日本の経済には貢献していないといっても過言ではありません。


マスコミは賞賛しますが、日本経済への貢献度は低いのです。


方や並み居るアパレルである樫山、三陽、サンエーインターナショナル。

彼らも値段は高いですが、生産基地や製造の体系はユニクロと同じで、日本人に対してあまり寄与していません。


ワールド、樫山、三陽、サンエーインターナショナルは値段が高いが日本人による日本人のためのアパレルを製造しているのなら、made in Japanとして日本経済に貢献する構造を理解し、私は何のためらいも無く購入するでしょう。

しかしながら、一部の経営上層部だけが潤うために、ユニクロよりも10倍高い洋服を購入することそのものに意味は無いでしょう。

そして、これらの百貨店アパレルは今、苦境に立たされていますが、それは何の差別性や哲学が無いがままに、過去の延長線上の作業レベルで企画を行い、百貨店の売場に「今年のものか、昨年のものか」が分らない洋服を並べていることが苦境の原因と私は感じます。だれにもベネフィットが無いのです。


中国もやがて経済が成長していくに従い、日本人との所得差が無くなり、製造コストが爆発的に高騰するでしょう。そうなれば、インドや南アフリカに多大な流通コストを掛けて進出せざるを得ないですね。きっと。


日本人の日本人による日本人のための洋服。

多少高くても、私は買いますが。

そして序に使い捨て文化を変え直そうと思います。


皆さんが使うお金のおかげで誰が潤うのかを良く考えて、消費する。

この意識改革が無ければ、下記の様なことを何度、説いても日本経済は活性化しません。

--------------【記】------------

■ 男女共同参画の推進
経済を良くするためには、所得を増やすことと、消費のために使う時間が必要となる。

今の日本には、 所得はあっても消費のための時間がない人か、時間があっても所得の少ない人しかいない。
男女共同参画の推進により、この不均衡を是正することができる。日本の労働生産性は主要先進7カ国中で最下位であり、 労働生産性の低さを長時間労働で補っている。

ヨーロッパでは、1週間の勤務時間は40時間に抑え、 家族で週に3~4回は揃って夕食をとることを目指し、男女共同参画を通じて時間と仕事の両方を 男女で分け合うようになった。

ヨーロッパでは、日曜日に店が空いていなかったり、新しい商品が あまりなかったりして不便ではあるが、ささいな便利さのために毎日11時過ぎまで働く環境と、 多少の不便さは我慢しても毎日6時に帰宅する環境を比較して考えてほしい。

経済学の視点で考えると、子どもを持つことの効用が下がる一方で、教育費の増加や母親の就業機会の
逸失等により子どもを持つコストは上がっている。


また、2万人を超える待機児童がいることが示すように、 働く女性のための社会基盤が整っていない。

さらに、日本の男性は育児等にかける時間が少なく、 「男性が仕事をして女性は家を守るべき」という意識を持っている。
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ヨーロッパは古くから建造された建築物を大切に使用し、無駄な建替えなどは行っていません。

つまり建設費用は他の用途に廻ることになります。


都合の良いとき、都合の良い部分だけで海外の事例を述べられて、騙されているとしか思えないのですね。


能力のある女性が仮に一人いても、能力が普通の男性の職を奪うだけです。

働く人が増えて、払ってもらえない国家の税金や年金が潤うだけで、個人の生活は豊かにならないのです。


このような経済評論家がマスコミに蔓延る為に、重要な消費のポリシーは度外視され、日本の経済は他国の民を裕福にするために流出するだけ流出して行きます。

それよりも、日本人が消費すると、本の少しで良いので、日本人が潤う仕組みを作らなければならないのです。


日本人がお金を使うのならば、日本人に対して“ありがとう”と言う気持ちを大切にして、消費をすることを考えましょう。

10回に1回、消費のポリシーを意識するだけで、相当国内にお金が廻るのではないですか?