2009/12/27 12:54 J-CAST NEWS


日本フードサービス協会は11月の外食市場動向調査の結果を2009年12月25日に発表した。

それによると、外食売上高は前年同月比5.8%減。過去最大の下落幅という。

客数は前年同月比0.2%減でほぼ例年並みだったが客単価は同5.5%減だった。


客単価が減少したのは、経済のデフレ局面が波及したことで、「全メニュー均一料金」や「低額料金食べ放題」といった低価格販売路線が強化されたためと同協会は分析している。

--------------

これは業界こぞって安売り合戦するからですね。もう、アホとしか言いようが無い。


お客様は、100円安いから食べに行くという心理ではない。


牛丼や昼食などは、お店の利便性、たまたまそこに、お店があったのだ。

レストランなどは料理の味

居酒屋などは、会社の帰りにちょっと飲んで需要なので、やはり会社と駅の利便性。


値段で選択していない。

友人や同僚と時間を持ちたいから、外食を利用する、或いはビジネスの営業のハザマにお昼ご飯食べないといけないからお店を利用する。


つまり、お店のリッチと店前通行料で利用が決まってくるんじゃないですか。


それをどこもかしこもアホみたいに安くするから、来店客数はそんなに減っていないのに、売上金額が減ってしまうんですよ。


確かに、少し高い料亭の大将に聞いたことがあるが、

アルコール飲酒の罰則金額を大幅に上げてから、客足は減ったらしい。


如何に飲酒運転していたか、のバロメーターだ。


しかし、早く帰ってもテレビを見ていないのだ。どんな番組でもテレビ視聴者が減っている。

見たい番組だけハードディスクレコーダーに録画し、CMをスキップして見るのだ。


話を元に戻すと、飲食業界やコンビニ業界は自ら低価格商品を売って首を絞めただけ。

金額が減っても、オリジナルPBにより粗利額(粗利率では絶対ありえない)を確保できているのなら、体質は健全に成る。※ただし、小売業だけ。仕入先はコストダウンを余儀なくされ、日本経済に貢献しない。


もう見せ掛けだけの安売りによる日本経済に貢献しない経済循環はいい加減に緩和してみたらどうだ?

それだけ不必要なものを販売してきた証拠でしょ?


自分たちだけが生き残ろうと消費者に媚を売り、

メーカーや仕入先にコストダウンを強要し、マクロで従業員の給与や賞与に影響しているわけであり、

このような経済循環などは、決して褒められた経済ではないのだ。


結局、最後には中国で生産し、中国人は潤うが日本人は潤わないのだ。


私は安いものだけは買わない!絶対買わない!