つい先日、百貨店で久しぶりに、買い物をした。
買い物といっても、地下食品街で親戚にイタリア産赤ワインを2本ほど進物で。
最初は大事な人でワイン通に送るので、ロマネコンティの安いものかムートンの安いものを選びに行きました(安いものというのが私らしいのですが)が、残念!無かったので適当にランクダウンしてイタリア産に変更して・・。
楽天やネットで頼む気がしなかった。
いい加減だから、ユーザーを裏切ることも平気でやっちゃう業界だし。
ネットで進物を頼むのはどうも不安だ。
これが企業ブランドというもので、まだまだ百貨店には及ばない。
ところがこの百貨店の売上がさえない。
Googleでロマネコンティを検索すると、百貨店が出てこない。
専門店ばかりだ。
ムートンでも同じこと。
しかし、高級品でネットが信用できない場合、百貨店しかないのだが、
百貨店が検索でヒットしないのだ。
よくよく考えてみると、百貨店が調達した海外優れものの情報をネットを通じて見たことが無い。
皆無だ。
高級品は、家庭外商を通じ、特定の顧客にしかもたらさない。
しかし、家庭外商が相手にしているのは田舎の建設成金ばかりで、
申し訳ないがロマネコンティやムートンの味なんてわからない人に対して、
お金を払うからという理由で情報をもたらしている。
経営の感覚や情報のパラダイムを行わないと、
身内だけの商慣習だけで、対前年と同じやり方ばかりを踏襲して、
ネットの社員のほぼ2倍の高給をとっていれば、そりゃ自滅しますわな。
ネット時代にネットの使い方がわからない小売業。
環境に対応できなくて過去の栄光だけで小売業界の代表を語っている?
申し訳ないがケーニヒスクローネの進物は本店でやりますし、
品物に疑いのあるものだけは百貨店で買い物しますが、
情報発信性が無く、「進物が本物・偽者なんてどっちでも良いや」と言う恥知らずの、
今の若者世代になると完全に化石化します。
百貨店の最も重要なことは、
内部だけで傷口舐めあうのではなく、新しい血を入れ、
消費者ニーズ本位の品揃えと情報発信性を持つことです。
きっと、理解できなくて朽ち果てるのでしょうか。
あの英国のハロッズは、他国の石油資本に。
そしてわが国の百貨店の資本は、アジアの資本に・・・??。
ジャガーはインドに、ボルボは中国に。