2009/9/24 フジサンケイ ビジネス アイ
フランスの高級ブランド、エルメス・インターナショナルのトマス最高経営責任者(CEO)は、今後半年について明るい見通しを抱いておらず、その理由として最大市場である日本の景気回復の遅れを指摘した。
イタリアのミラノで旗艦店を開設した同CEOは23日までに同地で電話インタビューに応じ、「2010年になる前にトンネルの出口の明かりが見えるとは考えていない」と語った。世界的金融危機は「まだたっぷり1年は続くだろう。もっと続くかもしれない」と述べ、世界経済について「まったく楽観していない」と発言した。
同CEOは同社にとって重要な市場である日本について「経済はよい状態になく、われわれは皆、それを感じている」と述べた。エルメスの直営店は堅調なものの、手元資金を温存したい百貨店が注文を減らしているという。日本はエルメスの昨年の売り上げ17億6000万ドル(約1600億円)の22%を占めている。
(ブルームバーグ Armorel Kenna)
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なんと、1,600億円の22%とは、352億円。その内、エルメス本体が製造した製造原価分150億円は確実に日本の金融資産がヨーロッパに流れた形だ。
普段は「イエロー」と馬鹿にするヨーロッパの方々だが、この場合は不満を漏らす。
昔、聞いた事があるが、ルイ・ヴィトンの本店に日本人の観光客が大挙して押し寄せ、商品を根こそぎ買っていくものだから、わざわざB格品(ファクトリーディフェクト)を用意し、日本人のバスが着いたら、床にB格品を投げたそうだ。
まるでブタに餌をやるように。
都市伝説なんだろうが、ありえない話ではないね。
エルメス製品を購入する人は、車はドイツかイタリアに思い切りお金払ってるんだろうね。
しかも、これはエルメスの比じゃないですね。
飲み物、食べ物はイタリア?
日本は家電品だけ。しかも製造益は中国に行っちゃう。
消費は勿論、自由だ。何を買おうが誰もケチは付けられない。
私もルイ・ヴィトンのようなビニールカバンにウン万円も払うぐらいなら、エルメスの方が上品で好ましい。
しかし、日本の伝統工芸などが廃れていき、フランスの伝統工芸は日本で潤うのは、少し複雑だ。
ヴィトンもエルメスも元は皇室御用達品。
本当にモノに目利きの利く日本人ならば、日本の伝統工芸品を自慢げに持ってもらいたい。
そして着物が似合う美人を目指して欲しい。
日本の文化をもう一度、見直して欲しい。
日本の製品は上品で奥ゆかしさのなかに、きらびやかさを含んだ非常に公式の場で通用するようなものがあるはず。
私は、日本の職人が生み続ける伝統工芸の逸品を身に付けたいと思う。
フランスの車に乗っていてよく言うよ!と野次られるが、これからは日本の商品を購入したいと考えている。
ただし、お金があればの話だが・・・。(笑)