J-CAST NEWS / 2009/8/24


日本チェーンストア協会は2009年8月24日、7月の全国スーパー売上高を発表した。1兆858億円(既存店ベース)で、08年同月比4.8%減。8か月連続の減少となった。衣料品が13.7%減と大きく落ち込んだほか、住宅関連品も5.1%減と不振だった。

同協会は、天候不順や、雇用・所得に対する不安感が背景にあるとしている。


毎年、同じプロファイルと同じ発表で辛くないのですかね。

スーパーって上場企業も多いはず。


天候により、影響を受けると言うのは多少あるでしょうが、それは博打。

百貨店の言い訳の時に書きましたが、博打ビジネスが、上場できるんですね。


昨日はマザーズに結構厳しい基準が発表されていましたが、上場してしまえば、博打でも良いのですね。


誰がこの世の中のスーパーのファッションウェアを着たいと思う消費者が居るんだろうか?


消費者はいつもベネフィットを考えているから、

スーパーのものよりもまだユニクロの方が恥ずかしくないと考えているだろう。


スーパーの物づくりは決して悪くない。ノンブランドでも実はOEMメーカーは、ラグジェラリーブランドやデザイナーズブランドを作っているところが、デザインして作っているのだ。


しかし、スーパーは「衣料品」を販売しており、「その衣料品を着たときの気分や周囲からの目などのいわゆるファッション」を販売していないのだ


安くても消費者にきちんと、着る場面、気持ち、雰囲気を提案できれば、天候不良などが原因でなく、売れたであろう。

スーパーの衣料品担当バイヤー自体が、「自分が着る服にこだわりが無い」から、仕入れる服や品揃えに、感性や提案性が反映されないのだ。

着れれば良い、とかユニクロで良いとかで満足している衣料品バイヤーに仕事を任せないことだ。

常にもっと提案を行い、こそっと仮説検証を売場で行い、品揃えのバランスを取るのだ。

それが衣料品のパワーが戻る唯一の方法だとしか考えられないが。


保守的に対前年売れ筋ばかりを踏襲して焼きなおす。昨年返品した商材を混ぜて店頭に陳列して、消費者が新しいと感じることが出来るか?

見た目は去年と変わらない。

すると「今買わなくったって、無くならないから、また今度」と消費者が思っている間に

買いそびれるのだ。


これは分析でも何でも無く、私の体験を語っているだけなんだが・・・。