日経IT+plus 2009年8月17日の記事で、夏野 剛氏の記事があった。

「上場ベンチャーの成長を阻む3つの壁」


これまでの新興市場の趨勢や振り返りを纏めている。

実際、渦中に身をおいているだけで、非常にストレートだ。


私も過去のブログで上場企業のおかしな点や考え方が根本的に変な点を指摘した。


まあ、しかしやっちまったのは仕方が無いし、生き残るのはきちんとした会社だけだろうし。

今後、何十年と経営を続けていく過程で、自ずと答えは出るだろう。


その中でも

「そもそも上場とはゴールではなく手段である。多くの起業家が上場して個人的な富を得ることを夢見るが、上場すること自体は、企業の成長過程ではむしろスタート台に立った段階にすぎない。」

と、書いておられます。


実際、このようなことを今更に言わなけりゃならないことが、そもそもおかしいのである。

私は、社員で2度ばかり上場を経験していますが、

そりゃガバナンスのための承認事項により、業務プロセスを精緻化し、スキームを組み替えなければならなかった大変さを考えると、

何となくゆるーい!としか思えないのですね。


経営陣が、芸能人と飯を食ったり、秘密パーティ開いたりしている暇なんて無かったようですし。


私服を肥やし、売名のために波に乗り、そしてコンプライアンス違反で訴訟なんて、考えられませんでしたが。


日本人は守銭奴アメリカを参考にしすぎて、限りなく、ガキっぽくなった証拠ではないのか。