ユニクロ ブラックラベルって皆さん、ご存知ですか?


実は、そんなもの有りません


私はファッションウェアに関してはリベラルなので、何でも着ます。

当然好きなブランドは有りますが。


で、ユニクロの冬のショートコートも買ったりしていますが、

やっぱり、安かろう、それなりという部分があるんですね。


①スーツの上に着ようと思ったら、スーツのジャケットの裾がユニクロのコートのしたからはみ出すんです。

で、これはやっぱり着る人の用途を考えていなくて、

要尺をケチって着丈を短くしているんです。


コートの袖ぐりが狭いのです。

その為に厚手のセーターを着たり、ジャケットを着たりすると、着心地が悪いのです。

袖ぐりは開くとパターン(型紙)は幅を取ります。

すると要尺がかかり、生地代が高くなります。


でも、ユニクロの素材は基本的にm当りに高価な素材を使ってません

要尺も取りの問題であり、多少着丈を調整したり、袖ぐりを広げても、何メートルも伸びちゃうことは無いでしょう

ただ量産の場合、10センチ要尺が短くなるために、100円ぐらいの利益は違ってきます。

この100円は企業側から見たら重要な利益ですが、消費者から見た場合、なんだそれぐらいのことで、ってなコストになっちゃいます。

100円のコストはロスが3%乗り、103円。それに輸入関税、船積み保険、運送代がのり、300円ぐらいになります。ユニクロの原価が、販売価格の15%~20%程度ですから、コートの場合、20%として

300円を0.2で割ると1,500円ぐらいの価格に違いになります。


なんだ、たったの売価の1,500円~2,000円ぐらいじゃないか。

コート12,800円⇒14,800円、13,800円⇒15,800円じゃないか。全然、高いイメージは変わらないけどなあ・・。

これで永く着れて、用途が増えれば全然、高くないね。


そういう意味で、紳士重衣料は、皆さんはあまり分ってないだろうけれど、ユニクロより青山(スーツカンパニーやユニバースランゲージ)の方が、ちゃんと要尺を使って作られていますね。

TV宣伝のイメージの違いで、消費者は郊外紳士服はダサいイメージがあるがユニクロよりもちゃんと物作りが、なされています。(これが宣伝とバイラルイメージの騙し、というもの)


ユニクロで買う消費者が本当に物を分っていて賢い消費者かな?って思うのはそこなんですよ。

本当に服のことがわかっている人は、アイテムにより、ユニクロで買わずに青山やアオキで買っているはず。(キャラジャはダメだ!ダサいし弱い)


なので、私はユニクロに、もう少し着まわし用途を考えて作られたものが欲しいのです。

そんなにケチケチせず、たとえコートでも3,000円ぐらい高くなっても、きちんとした物づくりをしているところは認めますし、買います。


なので、ユニクロのブラックラベル(もともと黒いからユニクロの文字をグレーにする)という大人向けの物づくりをしていただければ、きちんと買いに行きます。


安物に芸能人を使ってコストを掛けて、ファッション性を謳っても、着丈の短さや袖ぐりの狭さは、誤魔化せませんし、私のような消費者は、それが嫌いでユニクロにあまり脚を運ばない。


結果的に着まわすというベーシックの利点をケチな要尺でスポイルし、帯に短し襷に長しになり、切る機会が限られるのです。


だからブラックラベルをおつくり頂き、要尺をきっちり取った、きちんとした物づくりをしてくれれば、ヘタにファッション方向にリスクを犯さなくても、需要はさらに広がり、売上が伸びる可能性があるということです。


今まではさらに安いもの、さらにリーズナブルなもの、そしてデザイナー物など私たちの心理から逆に行っちゃってますが、ファッションウェアを良く分っている人を顧客にする方向に挑戦してみてはいかが?

ユニクロさん。