帝国データバンクの情報によると、日曜のサンデープロジェクトなどのビジネスドキュメンタリー番組にスポンサードしている「株式会社生産技術」が倒産した。


非常に技術があり、製造のためのロボットやマニピュレーターなどの製造メーカーで、2008年には112億円も売上があったそうだが負債総額は146億円。

ただ、リース危機などの引合いは多くあったそうだから、再生可能かもしれない。


しかし、私はこの「株式会社生産技術」で不思議なことを感じていた。

何で、テレビ宣伝なんだろうか。通常技術のある無しは、紹介や口コミで広がらないのか・・。

ましてや耐久財、生産財であり、一般消費者は全く買わない類の商品を作っていて、テレビ宣伝はおかしいと。


同じようにカナフレックスについても考えている。萬田久子つかって莫大なTV宣伝費使ってるんじゃないですかね。


TV宣伝を見ている私は、全く生産技術やカナフレックスなんて必要が無い。


あの業界は、儲かっているから処分の一環としてテレビ宣伝するのだろうか。そんな資金があったら営業マンの一人でも雇った方が地道に案件を拾って来れるんじゃないの?

それとも、誑かされるんだろうか。TV業界に。


「社長さん、あんたもこの道で一流や!と言われたかったら、サンデープロジェクトぐらいで宣伝するのが基本デッセ!」って浪花金融道のお方みたいな人に説得されたんやろか?


サンデープロジェクトは、工場経営者や製造メーカーのしかるべき意思決定者がきちんと見ていて、CMのおかげで売上が上がるんだろうか。


企業内で、そのようなレベルの意思決定の権限を持っている方たちは、残念ながら日曜の朝早くから、ゴルフに出かけてしまい、サンデープロジェクトを見ていないか、DVDに録画して晩に見るかですよね?

ちょっと斜め目線過ぎるかな?しかしDVDならCM飛ばしちゃうし。


確かに、ブルーカラーと言われている職種よりも先進的なイメージがするから、地元の優秀な社員などの就職には都合がいいだろう。


しかし、投下している宣伝費に対してその効果が見合ったものになっているんだろうか・・。


非常に優れたおもちゃのロボットも作っていて、と言うなら消費財だから理解できる。

10年後は任天堂を超えるかもしれない。


でもね、負債の何十%ぐらいは、TV宣伝による無駄な投下コストの影響と違いますか?


結局、「生産技術」の投下宣伝費は、形を変えてテレ朝の懐に入り、広告代理店とテレビ局の人間が飲み食いに使ったか、ゴルフ代になっているんじゃない?


そういう風に物を見ると、単なる倒産ではなくて、倒産の裏には旨味を吸い尽くした人たちがいるのかもしれないよ!ということを頭の片隅においておくべきだと思う。