「日本のネットで本当に残念なこと 「梅田発言」の波紋」
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000018062009
「ウェブ進化論」から3年。梅田望夫さんは日本のWebが「米国とはずいぶん違うものになっちゃった」と残念がる。Twitterの“はてブコメント事件”についても聞いた。
2009年06月01日 14時25分 更新
藤代氏は梅田氏のこの発言を残念がっている。
しかし、私は梅田氏の意見に賛成だ。
日本のインターネットやデジタルメディアは、携帯により独自の進化を遂げたのではないか?
これはここ最近、携帯ガラパゴス論が浮上していたりすることからも見て取れるかもしれない。
米国のインターネットやPCの普及などは相当クラス社会化しているのではないだろうか。
やっぱり大半は自宅にPCがなく、デジタルディバイド層が存在し、アクセスすら、所謂きちんと会社勤めしている人しか無理なのかもしれない。
しかし、日本では携帯が独自の進化を遂げ、サイトアクセスを増加させ、中学生ですらサイトにモバイルでアクセスしている。
日本では古くからダイヤルQ2やフィッシングサイトのメディアの喧伝などがあり、与信を通過する所得や貯蓄の高い人たちは、インターネットを「不可解な怪しい媒体」と捉えているふしがある。
まあ、私の母の言動がそう思わせているのかもしれないが、ある一線を超えてはない。
つまり、日本では可処分所得の高い人たちは、ネットを避けていて、可処分所得が低い若いジェネレーションがモバイルを通じ、アクセスしている構造が想定される。
ましてや、オフィスにおいても一人一端末環境が与えられているのかといえば、そんなのは東京等、主要都市のビジネス環境だけで、地方に行けばまだまだ共有端末の可能性も高い。
するとコンテンツがヤング中心で必然的にガキっぽくなり、ガキっぽさがPVを増加させる内容になっているのではないか?ダイヤルQ2は、興味本位のガキが利用の大半だったのでは?
ブログにおいても、こんなことを言うと当アメブロのブロガーに怒られそうだが、
PPC情報販売やアフェリエートなどのビジネスネタかもしくは、日常生活の日記的なサイトがアクセスを稼いでいる。
ましてや、「PVの水増し」、「防菌・ウィルスマスクの買占めドーピング」、詐欺オークションの放置、ジャンクメールの配信など、自らを律し、ITを標榜している企業が全く見当たらない。
そのようなコンテンツの中で、大人っぽく議論をするだとか、論理をショートセンテンスで戦わせる、なんてことはPVが増加しないので、IT業界の主体の誰もが推奨もしないし、褒め称えもしないのだ。
αブロガーと呼ばれる方たちは、ブログの内容がすばらしいのか、それともアフェリエーターとして月間数百万の収入があることの、どちらを評価してαの称号で呼んでいるのだろうか?
アムウェイ文化のアメリカならば、後者の月間数百万を褒め称えるであろう。
しかし、米国は多用な人たちがnetを利用しており、ブログの内容がすばらしいマイノリティも認められる文化なのであろう。
当、アメブロにおいても、ブログの内容評価とは全くかけ離れているpeta煽り文化があるためにいささか疲れ気味だが、私は少なくとも、負けずに
自分の論理と筋道を頑なにブログにしたためて行きたいと感じている。
残念ながら梅田氏に、私はある意味賛同できてしまうのだ。