また、J-CAST NEWSに引っかかってしまった。

どうもガセネタっぽいけど、釣られてしまうんだよねえ。


ネタは

“テレビCM抑制「びっくり効果」 「サトウの切り餅」利益3倍に”

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///「サトウの切り餅」で知られるサトウ食品工業 が、テレビCM抑制などの効果から営業利益が3倍にも増えたことが分かった。CM抑制で売り上げは減ったが、それを上回るコスト削減効果があったというのだ。テレビCMは、それほど利益につながらなくなったのか。///

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これは、余りにもJ-CASTが、直接的に表現しすぎ。

むしろ、TV宣伝により、売場の棚スペースを取っているため、パック餅などの棚の寡占化が進み、TV宣伝をしなくても売場における消費者の手が「切り餅」に進んだためといえるのではないか。


或いは、パック餅を買おうと思ったら、切り餅しかなかったとか。www


これはやりすぎるとボディブローのように効いて来る可能性はある。


しかし、よく考えてみよう!

TV宣伝で認知が進み、売れすぎて棚から商品が無くなり、機会損失している事だってありえる。これは宣伝の需給のバランスが崩れた形のため、テレビ宣伝の費用対効果はあるのだが、機会損失は効果測定できない。


つまりテレビ宣伝が当たりすぎてもダメだし、効かない宣伝に費用を投下し続けてもだめ。


つまり、ブランド認知が進んでいるのに、もうそれ以上に認知広告は必要が無かったと言う証拠でしょ。


広告代理店もきちんとコンサルしてあげればいいのに、騙しつづけて宣伝費払わせつづけるからなあ。皆さん、どう思う?


TV宣伝で商品の差別化を伝えきれる訳ないし、企業理念もとことん伝わらない。

本当に商品ブランド認知だけすよ。


だけどこれだけは言える。


広告代理店は、広告を代理するだけだから、

メーカーが売り逃ししようが、

宣伝が当たらなくて、売れ行きが鈍ろうが

責任は持たない。

10回担当して、1回ヒットを出せば、広告代理店のディレクターはそれをしつこいぐらいに喧伝して、権威付ける。

でも、打率1割wwww。


ただし、間引いた宣伝費で銀座のクラブの飲み代だけは確保している。

まあ、それで銀座市場も潤っているから、誰かがやらないとね。誰かが。


メーカーが払っている宣伝費の中に広告代理店の飲み代が含まれているんだから、そりゃ費用対効果も絶対良くなるに決まってるじゃない。wwwww


まさか飲み代は、どこからとも無く沸いてくると思ってました?wwww

出元は一緒。政府系広告ならば、出元は皆さんの税金。


で、J-CAST NEWSはモバイルやネットとの連動例を挙げているが、これもおごりに過ぎない。

インタラクティブコミュニケーションは、webやモバイルの最も得意とするところであるが、それも食品や清涼飲料水では、一時の流行で、消費者には直ぐ飽きられる。


私などはコカコーラのキャンペーンにメルアド登録したため、毎週ゴミのようなネタメールを送りつけてくるから、うざくてうざくて。


コストが安いからメールは使えるって?

それも今だけ。

過去のブログで触れたように、ネット企業に勤めている社員が若いため固定費が低いだけなのだ。その内、TVと同じように欺瞞と奢りが横行するようになるでしょうね。もう一部ではちらほら。


インフラもサービスも脆弱なくせに天下取った気分のIT従事者を見ていると“奢る平家は久しからず”ですわ。


むかし、そう言って日経に揶揄されたセシールも凋落しましたし。


J-CAST NEWSさん、魔法の杖のようにそんなにWEBマーケティングを持ち上げない方がいいのではないですか?

TV宣伝に比べたら鼻くそぐらいの宣伝シェアと物流しかないし。

広がりすぎて有象無象で、規模の集約効果出ないし。


今の消費者、ドーピングされすぎて、昔と比べて直ぐに飽きちゃうから。

今時、珍しくも無いし。