我社の近くに、「三井のリパーク」というコインパーキングがある。
今年1月あたりの一日の最大料金が1,000円だった。
さらに近くには神戸市が運営している公営駐車場があり、一日最大1,000円。同じ金額だ。
あまり変わらないから、会社から比較的近くにある「三井のリパーク」に毎日駐車していた。
クルマで通勤しているのは、電車やタクシーがなくなっても帰宅できる便利さがあるし、しかし駐車場を月極固定で借りると25,000円は下らないため、と言う判断もあった。
しかし、さらにその南に「トラストパーク」と言う大規模駐車場が一日最大800円で運営していたのだ。
まあ、この「トラストパーク」という駐車場は2号線と高速を挟んだ南側にあるため、治安や夜暗くなってから多少リスクがあるため、駐車は避けていたのだが、毎日、先ずは「トラストパーク」から埋まり、次いで「三井のリパーク」が埋まるという順序だ。
利用者はシビアだなあ、と思いながら車を止めていたのだが、3月ぐらいのある日、この「三井のリパーク」が混み始め、とうとう入場待ちまで出るような状態になってきた。
なんで、ここが込み始めるんだ?と不思議に思い、仕方なしに神戸市公営駐車場に入れるようなっていた。
で、自動車で帰る際にフッと何気にトラストパーク800円を見ると、リニューアル工事のため、一時閉鎖となっていたのだ。
「三井のリパーク」駐車場が込み始めたのは、このトラストパーク800円に常駐していた、自営業者のボックスバンや工事業者の中型トラックなどが、「三井のリパーク」に流れ込んでいたためだ。
シビアだなあ、200円の差で。
駐車場に車を止めるのに、「三井のリパーク」で待ち時間なんて最悪のロス時間であると考え、神戸市公営駐車場を常用するようになった。
「三井のリパーク」とは値段は変わらないし、実は神戸市公営駐車場は、市役所前の公園の地下にあり、
■日が当たらない
■雨に濡れない
と言う大きな利点があるのだ。
塗装の弱い、古いラテン車を利用している私としては、神戸市公営駐車場利用で根付いてしまった。
すると、調子づいて「三井のリパーク」が一日最大1,200円に値上げしよった!
強気の商売で、利用者の足元を見て値上げしよったんです。
おそらく、土地のオーナーの頭が悪いのでしょうね。
ほどなく、「トラストパーク」がリニューアルを終え、復活したのだ。しかも許容台数を拡充して。
見ていたら、
「三井のリパーク」はガラガラに利用が減ってきた。
ざまあみろ!。利用者の足元を見て、ころころ値段を上げるからだ!
とうとう5月に入り、
「三井のリパーク」は価格を最大1,000円に値下げ。しかし今日も稼働率5%前後。
私は、屋根の付いている神戸市公営駐車場の利用をもう辞めるつもりは無く、これから始まる夏場の炎天下では、露天である「三井のリパーク」を利用するメリットはない。
どうせお金を落とすならば、
人の足元を見て値上げするような軸ブレ企業ではなく、
屋根のおかげで風雨に晒されない、神戸市公営駐車場を利用し、
神戸市にお金を還元する方が良いのだ。
軸ブレ企業は、結局、自身の社会的存在意義に立脚して運営されているのではなく、
自分の儲けだけを考えて利用者の足元を見るのだ。
これがアメリカ流経済の考え方? 需給のバランスで価格は成り立つと。
たわけた考え方だ。
利用者としての哲学が、、必要以外は利用しない!と言うブランドを
自分の体やDNAに、経験値を刻み込んだ。