J-CAST NEWS 09年6月6日 の記事だ。(部分的に省略)
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高級品が売れず、苦戦が続く百貨店が、メーカー品に比べて価格の安い「プライベートブランド(PB)」の扱いを増やしている。
「大丸」と「松坂屋」で3万8000円と4万8000円のスーツを売り出したほか、「西武百貨店」と「そごう」でセブン&アイ・ホールディングスのスーパー向けPB食品を置いている。「値ごろ感」を出し、消費者を呼び戻す狙いだ。
J.フロントリテイリングは、傘下の「大丸」と「松坂屋」で、スーツは1着7、8万円と、メーカーが出すナショナルブランド(NB)と同じくらいの値段だった。
ミレニアムリテイリングは傘下の「西武百貨店」と「そごう」で、セブン&アイ・ホールディングスのPB食品「セブンプレミアム」を2月から売り始めた。イトーヨーカー堂やセブンイレブンで扱っているものだ。
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別にそれはそれで構わないんだけど、
百貨店立地と紳士服郊外店では、土地や固定費が違う。人件費も違うだろう。
まあ、百貨店紳士服の販売員などは、派遣かマネキンなので販売員は同じ人件費かもしれないが、管理する人件費が違う。
紳士服郊外店でも、最近はイタリア製のZegnaやLoro Piana、Boglooliなどの素材を中国で縫製する、所謂セレクト系のショップまで出している。
価格はスーツが6万程度だ。
しかもこれが結構ご機嫌で、着心地が良い。
百貨店が安けりゃ、良い!と言う商品で良いのでしょうか?何か別のストーリーが必要では?
スーツなんて安けりゃ、安いだけのものなんですよ。
製造工程でいうと紳士服の工程は100工程以上あるといわれていますが、どうせ工程を落としているんだから、安い訳で。
肩のイセ込みや中間プレスや人体プレスなどは行わず量産なんでしょ?
体になじむはずが無いじゃんか。
説明が足りないよ、説明が。安くなった所以の説明が。
それなら、売場の一階にある似たり寄ったりのNB化粧品売場縮小して、
紳士服コンビニコーナーを作ればいいじゃん。
通勤の行き帰りに入りやすいし、認知もしてもらえるよ。
チャネルとして差がなくなるのであれば、買い物にたいするドキドキ・ワクワクがなく、
面白くなくなって、自分の首を絞めてしまうよね。
まあ、Jフロントは、その中でも何とかしようとしているのだろうけど、
7-11のセゾンはもうひどいねえ。
小売の品揃えの文化や発想がポリシーのない7-11じゃん。
POSデータだけ見て、回転率見てワーワー言ってんだろうね。
もう、渋谷も池袋も「鳩のマーク」の看板にしたら?いっそうのこと。
変に自分たちの利益オペレーションを重視して、
品揃えの質を落として安けりゃ良いという考え方をしているから、
「鳩のマーク」のGMSも主力であったカジュアルが、
ユニクロ、ニトリ、しまむらに負けて売場効率落としているんでしょ?
人のユニットに口出す前に足元の「鳩のマーク」店舗の衣料全面撤退したら?
何しろ「買取」と豪語していたくせに、
実態は「次シーズン引取り約束下におけるシーズン入替え返品」
していたんだから。
うまく「赤伝未発生オペレーション」考えたものだよ。
食品といっても「年輪屋」さんの奪い合いじゃないの?
バームクーヘンは何と言っても昔から、ユーハイムが美味しいんだよ。
カステラは文明堂だ。
タルトやミルフィーユはダニエルだよ。