昨年の10月以降、ビジネスにおいてちょっと感じたことがあります。
私の仕事って大手企業の場合もありますし、ベンチャー企業まで様々です。
で、此処の所、分析案件や解析の案件についてこれら様々な規模の企業と商談をしていて何点か気付いたのですが、下記に上げてみますと、
■ベンチャー企業や中堅企業等の方が意思決定が早く、仕事も早く決まって、成果を得るのに非常に身近時間で掛かることが出来たと感じる。この1月、2月の環境でさえ利益が計上できている
■中小企業のほうが、遥かにモチベーションが高く、社員の顔色が良いし、覇気もある
■大企業は意思決定が遅く、意思決定を行うまでにあれこれ資料を要求してきます。見ても理解できないのに。
■まあ、昔からですが大企業の方が意思決定者に到達するのに幾重にも役職が介在し遅いのです。その結果、担当者が困ったり、どう説得しようか、などと相談してきます。
・・・どう説得しようかって・・。取っ掛かりからもう3ヶ月も経っています。
3ヵ月あれば、課題が出てきて改善策の一つでも実施できているのですが・・・。
実はここに大企業の落とし穴が有ります。まあ、私がブラックジャックのようなものだから、そりゃあ、あの金融大暴落をさせた張本人のアメリカにある名だたる外資系コンサル会社とは違って有名ではないですわな。
しかしねえ、何百万もする提案もしていないんですよね。何かお困りのようだから、おそるおそる取っ掛かりましょうか、って言う提案なんですが。
これがねえ、課長マネージャークラスでさえ意思決定の権限与えられてないんですよ。
で、最終的には上司をどう説得しようか?って私に相談しに来るんですよ。
そんなことまでして分析や解析なんかしたくないですよー。
我々の解決すべきことではなくて、貴方たちの会社の課題解決じゃないですかー。
やりたくなくって解決しなくっても会社は潰れないから、別に放って置いても良いんじゃないですか?
でも、それじゃ担当者が困るようです。
要は担当現場の課題を上が把握しておらず、何で問題が発生しているか理解していないんです。
で、下から起案を上げると説明してもどうも解って貰えないみたいですね。
これで3ヵ月。こんな小さな取組みに3ヶ月も掛けて、社長決済だってwwww.
いや内部統制だから仕方が無いんですよね、これが。
こんな案件、百ほど抱えて、多くの社員がズルズル時間が過ぎていくのでしょう。
さすが、金持ち企業は違いマスねえ。時間と言う金で買えないコストを掛けて、ロスを発生させていても、消費者に転嫁させれば、解決できるわけで。
実はそうなんですよね。
証券会社にアホみたいな金を払って、
公認会計士事務所にアホみたいな大金払って、
企業の社会的責任としてのCSRの報告にまた大金払って、
株主に官報用の印刷費用払って、
大金が一日で消える株主総会を開いて。下手したら2,000万円ぐらい消えちゃいます。
これが上場企業のコストですわ。このコスト消費者の皆さんは何に転嫁してると思いますか?
その挙句に、何か訳のわからない株主に「大金よこせ!/配当」って言われて、言うことを聞かなかったら、買収だのTOBだの。
で、現場で悩んでいる社員の課題解決の悩みなんて、経営陣はどうでも良いのよね。
そのコスト、すべて売価や売値に反映し、最終消費者たる国民に転嫁させられているだけなんですよね。
何かモノを買うのがあほらしくなってきましたわ。
やっぱりオーナー系企業や、非上場会社の意思決定が早く、モノの割には価格が安い展開をしているなあと思いましたわ。無駄なコストは一切使わなくて良い!ってはっきり明言してますから。
今はそんな会社の方が利益を出していますよね?
我々もそんな大企業のグウタラに付き合わされて、無駄な時間過すのが、実に勿体無いと思う今日この頃です。
悪いことは言わないから。
超有名コンサル会社に何10億ぐらいを払うか、自分たちで解決しなさいって!