FINAL FANTASY XIII/面白いじゃん。 | 俺とニュースとハードとソフト。

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こんだけメジャーなタイトルだと公式へのリンクも要らない気がする。
とにかくきちんと予約して購入。

プレイ開始して思ったのは、やっぱり映像美はすごいというありきたりな賛辞か。あと空間演出も完璧。過剰な程立体感がある。
今確か九章あたりだったかな。
話は……、固有名詞が変だって事以外は別段悪くない。ファルシのルシとか何だそれと言いたくなる単語を大真面目でキャラがしゃべっている。ちと珍妙ではありつつも、それ以外は普通。

ただ、シナリオ・セリフにおいて大量に用いられている倒置法が些かうざい。いわゆる
「これはこうなっている、なぜならこうだからだ」
っていう表現方法。結果から見せて原因を掘り下げていくわけなんだが、これは時折程度であればアクセントになるが過剰になると混乱、ないし流れの阻害になる。

セリフだけならともかく、倒置法はシナリオの時間軸にまで用いられている。
さすがに……、まぁ、いいんだけどね。この辺は演出や重視ポイント次第だから。

 * * *

戦闘は、まぁ12のガンビットを劣化もとい簡素化したもの、というところか。あそこまでの多様性はないが、そこへリアルタイム性と敵を強くしてバランス調整した感じ。○ボタン連打で進めるどころか、慣れていないうちはあれやってこれやってああ間違えたこっちだった、ああ倒せたは良いがやたらポイント(戦闘のスコアみたいなもの)低い! とまぁ試行錯誤の連続となる。

ノリとしては、RPGというよりはアクションに近いかな。戦略アクションゲームというか。シナリオが一本道であることもあり、ミッションクリア式の戦術ゲーム、と言うイメージが今の俺にはある。
進むだけなら簡単だが、効率良く倒さないとアイテムが手に入らない。そしてアイテムが手に入らないと装備を強化できず……、今のところわからんがひょっとしたら手抜きプレイしていると行き詰まる可能性もあるんじゃないか?
まぁ救済措置はあるだろうけど。多分。

それにしても、従来のRPGとはプレイ感覚が全く違う。
先程アクションと書いたが、このゲームにおいてはキャラクターも強くはなるんだが、それ以上にプレイヤーが強くなっていく。敵を知り、対策を練り、戦術を覚え、キャラクター達の役割をうまく使いこなす事によって強くなる。
なんでアクションゲームの方が近いと思ったわけだ。それを面白いと思うかどうか、このゲームの評価はそこで別れるんじゃないだろうか。

「普通のRPG」がやりたい人にはおすすめできない。
が、ジャンルにこだわらず「面白いゲーム」がやりたいだけの人にはおすすめできると思う。
そんなゲーム。

 * * *

にしても……、発売前にせよ後せよなんだが、とにかくネガキャン、いわゆるネガティブ・キャンペーンが酷い。否定的な意見を目に付くそこらに書き連ねて購買意欲を削ると言うアレだが、とにかく酷い。まぁドラクエ9の時にもあったけど。

嘘・捏造・ミスリードがかなり多い。まぁ本当の事もあるんだが、大半は一度でもプレイすれば見抜ける嘘ばかり。ボタン連打で進めるのは嘘、レベルや経験値がないのはミスリード。結果は「経験値を稼いでレベルを上げる」のではなく「クリスタル・ポイントを稼いでロール・レベルを上げる」と、まぁ名前が違うだけという話。

確かに万人受けはしないだろうが、それでも面白いゲームだと思うんだがねぇ。

飽きずにネガキャン続けている奴らは、よほどスクエニが嫌いなのか、ソニーが嫌いなのか、暇なだけなのか。
……暇に一票だな。